新雪の富士山展望 山梨百名山
 竜ヶ岳  (1355m) 
リーダー   加藤正
2008年12月7(日)

参加者 1班L:加藤正、森、板谷清,神田、小川す
石村(会計)、増田(会計)7名
2班SL:和田富、矢部、山崎、山下、高橋恭
遠藤、松島 7名
3班SL:平田、野口、山田、小泉、板谷明
鈴木真、古川 7名

計21名 男性13名、女性8名


 高気圧にすっぽりと覆われて、朝から無風快晴である。天気にこれほど恵まれたのは久しぶりであり、恵まれすぎて恐いくらいである。 
 
 こんな時はなにも無ければいいがと心配しながら竜ヶ岳の山頂を目指す。
 本栖湖キャンプ場より案内板にしたがい尾根に上がる。登るほどに本栖湖を見下ろす。蒼いみずうみが眼下にひろがる。高度をあげるにしたがい樹幹の間から白銀の南アルプス連山が見える。何ごともなければいいがと思っていたら、このあたりでハプニング。やはりハプニングがあった。ぴょこさんが体調不良となり、めんごチャベさんと歩き初めてすぐに下山していった。
 
足下は5ないし6aの霜柱が立ち、それらを踏みしめ、初冬の山歩きを楽しむ。石仏の展望台で小休止し、頂上をめさず。ここからは意外と歩き難かった。遮る物のない陽光を背に受けて登る。霜柱も溶けてどろどろのぬかるみとなる。靴を汚したくない思いで慎重に歩を運ぶ。
 
 チョツトと苦しい登りを過ぎると竜ヶ岳1,435bの頂上に出た。
 一気に広がる360度の展望である。その中では富士山の大きさが一番であるが、白銀の南アルプスの連山の展望は圧巻であった。
 右から未だ黒く見える鳳凰三山から始まり、甲斐駒ヶ岳は一部が見え、仙丈ヶ岳のこれまた一部が見えた。盟主北岳はすぐにそれと解る。さらに間ノ岳、農鳥岳、と続く。さらにさらに左に目線を移すと肩から上を出した塩見岳が見えた。そしてさらに左に目線を移すと荒川三山に連なる赤石岳が堂々たる姿を見せている。そして左に行くと多分聖岳であろう山頂部が前衛峰の上に少しだけ頭を出していた。
 
 以前、釈迦か岳に登った時も、天気に恵まれて同じような展望を見たが、その時は樹木に邪魔されたが、今回は遮るものない展望が得られて好運であった。
 
 頂上では早速のラーメンパーティ開始である。パーテイとは誰が言ったのか、ラーメンパーテイーとは、何のことはない初冬の竜ヶ岳山頂で、ラーメンで暖まろうという趣旨で、早速、コンロでラーメン造りに入る。暖かいラーメンは有り難い、結構、皆さん、よく食べていた。
 
 竜ヶ岳からの展望は見ればみるほど素晴らしい。奥秩父の連山から八が岳の山々までが見えた。それと駿河湾が、銀波で光って見え、伊豆半島も望見出来た。
 
 360度欲しいままの展望を後にして端足峠に向けて下山する。ついこの間までは竜ヶ岳は熊笹の山で知られていた。ほとんど熊笹で覆われていて登山困難ということであったが、現在はしっかりと整備されていて歩きやすいハイキングコースとなっている。端足峠に下る。端足峠の先は雨ヶ岳であるが、またの機会に訪れたいものだ。
 
 さらにここから本栖湖に向けて下山する。急下降であるが思ったより短時間で本栖湖湖畔に出てバスを待つ。


会計報告
収  入 
会費  4,000円×21名 84,000円
支  出 
マイクロバス 52,500円

高速料金  4,500円

運転手心づけ  3,000円

温泉代  800円×21名 16,800円

返金    300円×21名     6,300円
収支差額 
   900円
この差額900円は運転手に寸志とする
(記:加藤正)
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