集中登山
雲取山(2017m)
リーダー 加藤正  生澤
2009年5月23日(土)〜24日(日)

1.鴨沢コース 9名
  L生澤、加藤利、加藤由、寺尾、山崎、遠藤、古川、中澤、増田

2.大ダワコース 13名
  L加藤正、金子夫妻、佐藤、石村、高橋、山田、森、矢部、阿部、加藤登 平田、藤ノ木
                       参加者 男性12名、女性10名 計22名

 1.鴨沢コース
 06:55の奥多摩駅発のバスで鴨沢へ、7:45準備運動を念入りに行い登山開始する。空は薄雲はあるもののマズマズの好天であり、新緑と爽やかな空気が心地よい。
 暫くの間は杉と檜の道を行くが、尾根道に出るとツツジ、スミレ、フタリシズカ等々が目を楽しませてくれ、心地よい風が頬を撫でる。10:30堂所を通過し、残雪の富士を望みながら高度を稼ぎ、11:10七つ石神社を通過するが、この神社の名前の由来となった七つの岩が裏手に鎮座マシマシテいる。
 11:30七つ石山に到着、ここからブナ坂の下りとなるが開けた防火帯の明るい尾根道である。ブナ坂を過ぎて奥多摩小屋へ向かう途中で、下山中の「まめたん」さんに出会う。25日に所用があり会山行には参加出来なかったが、雲取山には登りたかったので早朝出発したとの由、お互いに「気をつけて」の挨拶を交わして別れる。
 その後ワラビ採りをしながら余裕を持って高度を稼ぎ12:50奥多摩小屋、13:30小雲取を通過する。☆子さんから注意する様に言われた頂上まき道も、途中で会った荷揚げ中の小屋の方から聞いたところ、問題なく通れると言う事であり雲取山登頂は明日のお楽しみにして雲取山荘へ向かい、14:20到着する。
 
 到着後に大ダワコースの到着まで、小宴会の準備に入る。場所取りを終えて早速に凸さんがワラビを茹で、ミータンはお汁粉の準備に取り掛かる。準備が終わるのを待ってた様にGABIVO会長率いる大ダワコース組が会長先頭に元気で次々到着する。

◎小宴を決して先には始めていません。たしかに色々な珍味の数々の味見と、喉を潤す程度のビールは入ってました。
 
 
 2.オオダワコース   5月23日(土)晴れ
 
1日目
○電車/立川発(奥多摩駅行き)7時05分発 → 昭島7時14分発 → 拝島発7時23分発 → 奥多摩駅8時28分着
○バス/奥多摩駅発東日原行き8時35分 → 東日原9時10分
 
 東日原9時20分 → 10時/八丁橋 → 1時間50分 → 11時52分/長沢谷下降点 → 2時間50分 → 14時52分/大ダワ → 40分 → 15時40分/雲取山荘
  所要時間 6時間20分
 
 林道日原線の林道歩きはなんど歩いてもイヤなものだ。ただひたすら歩くだけ。今回、八丁橋ゲ−トが無くなっていた。これがあるために車は入れないし、タクシーでアプローチ出来ないと思いこんでいたが、なんとゲ−トはきれいになくなり、車は自由に出入りしていた。こんなことなら最初からタクシ−でアプローチを考えても良かったと思いながら歩く。
 長沢谷下降点を下り始めてようやく山歩きらしくなった。 一気に下降し、さらに急登し尾根を回り込むと、いよいよオオダワコースの核心部である雲取谷にそって高巻く山道に入る。雲取谷まで100bはあるのではないかと思われる高みを歩く。断崖絶壁と表現してはおおげさにしても、高所恐怖症の人にとっては腰がひけてしまうであろう高さだ。滑落注意。落ちたらまず助からない。事実事故も起きている。緊張の連続であり、スリル満点だ。13名のメンバ−全員が無事通過を願う。
 雲取谷は美渓で知られる。広葉樹と針葉樹の原生林のど真ん中を雲取谷は走る。小さい滝の連続であり、岩魚もたくさんでいるであろうし、釣り師にとってはこたえられない渓谷であろう。その雲取谷を時折見入りながら歩く。
 2時間半以上も緊張した上、ようやく大ダワに至る。なんともおだやかな風景の峠だ。もう雲取山荘は近いが全員疲労していてなかなかとどかない。ようやく15時40分に山荘に到着。22名全員が雲取山荘に集う。
 
 10周年記念小宴はすでに鴨沢コース組にて2時間前から始まっていて、彼らはほとんど出来上がっていた。威勢が良すぎて、大ダワコース組とはペースが全くかみ合わない。しばらく酒類に親しみ、ようやく落ち着く。
 
 ハイキングクラブ アルコ10周年に至るまでにはいい仲間との出合があり、その仲間のお陰で10周年を迎えることが出来た。感謝、感謝!!
しかし、この場に、その主要メンバ−の一部が欠けているのは淋しい限りだ。
 
  
5月24日(日)雨
 
2日目   下山コース(鴨沢コース及びオオダワコース共通)
 雲取山山荘5時20分出発 → 5時50分/雲取山山頂 → 1時間 → ブナ坂 → 20分 → 7時30分/七ツ石山 → 20分 → 8時/千本つつじ赤指(あかざす)尾根分岐 → 2時間30分 → 11時40分/峰谷  
  所要時間6時間30分
 
 夜中にはすでに雨が降っていた。朝には時折大粒の雨が降っていた。全員22名が雨具着用し、雲取山荘を5時20分に出て、長い隊列をなして歩く。
 雲取山山頂5時50分着となる。雨は降っていないが、視界はほとんどなし。10周年記念登山であるが、雨に出逢ってしまった。しかし逆転の発想で10周年は「雨降って地固まる」で祝おう。
 
 山頂を後にして、また雨が強くなる。いつもなら快適な山頂から東に延びる尾根歩きだが、今日は雨中を歩く。唐松が雨に映えてきれいだ。雨は雨として甘んじて楽しむ以外にない。
 七ツ石山から千本ツツジに向けて歩く。おおきな岩がところどころあり、七ツ石の名の由来だ。
 そろそろ雨具も限界で雨がしみてくる頃に千本ツツジにて峰谷下山コースに入る。この赤指(ざす)尾根を選択したのはリーダ−だ。その理由はこの尾根を歩いたことがないという事だけで選んだ。下山コースとしてふさわしくは無いが、一度歩いて見たかった。あまり人気がないコースである。人気がない理由はやがて解ることになる。林道に分断され、さらに峰谷バス停に出るまでがコンクリート道であり、それを避けようとして選んだ脇道が迷路の様な道であり、快適さとはほど遠く、なんとかバス停にたどり着く。
 11時40分であり、13時26分発バスまで2時間弱、待機することとなる。どこか良い待機場所はと探す。なんとバス停の横に峰谷渓流釣り場の施設があり、22名全員が座れるテ−ブル、椅子があり、下山後くつろぐ時間が取れて助かった。
 奥多摩駅にて自由解散となる。
  
会計報告
  収入  176,000円 22名×8,000円
  支出  171,500円
          149,500円  宿泊代23名×6,500円
           22,000円  返金 22名×1,000円
 
   ※剰余金4,500円 10周年記念行事に使用するため会の会計に繰り入れる。
 
 お詫び。
  都岳連加盟団体であり、宿泊代一人1,000円引きで6,500円となったが、
  オオダワコース到着後の疲労による錯誤で22名で支払うべきところ23名で支払い
  結局メリット23、000円が16,500円となってしまった。
 
  
(記:生澤・加藤正)
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