1日目(9月13日)※行動時間6時間10分(休憩1時間30分)歩行4時間40分
昭島駅6:30=11:00中房温泉登山口<昼食>11:30→12:10第一ベンチ→12:45第二ベンチ
→13:25第三ベンチ→14:05富士見ベンチ→14:40合戦小屋15:00→16:10燕山荘<受付>16:40→17:05燕岳17:15→17:40燕山荘
2日目(9月14日)※行動時間7時間30分(休憩1時間20分)歩行6時間10分
燕山荘6:20→7:00蛙岩→7:25大下り-9:00槍ヶ岳分岐→9:40大天荘→10:00大天井岳→10:20大天荘<昼食>10:45→11:45東天井岳→12:50横通岳→13:50常念小屋
3日目(9月15日)※行動時間7時間10分(休憩1時間30分)歩行5時間40分
常念小屋5:40→7:05常念岳7:25-8:30常念小屋<パッキング>9:00→9:50最終水場→10:10胸突八丁→10:55笠原沢→11:50大滝ベンチ→12:50一ノ沢登山口=13:30入浴14:40=20:10昭島
1日目(9月13日)快晴→午後ガス
昭島駅南口に全員集合し6時30分に出発。三連休の渋滞に巻き込まれながら中央道・八王子ICから安曇野ICへと一時間遅れで走行。中房温泉登山口は予測通りの11時に到着。
各自に昼食、ストレッチ、トイレを済ませて11時30分に登山口を出発。予測した登りの大混雑は少なく、逆に下山者とのすれ違いが続く。北アルプス三大急登を各休憩所で5分休みながら、ゆっくりと進む。快晴ながら冷え込んだ樹林帯に助けられました。噂の合戦小屋でトイレ休憩15分を取り、各自に一切800円のスイカをシェアしながら楽しんだようです。急登を順調にクリアできて一安心。
ここから傾斜が徐々に緩くなり、有明山や安曇野平野をチラ見しながら厚い雲に覆われた燕山荘を目指します。やがてガスの中にテント場や小屋の姿が見えて16時10分に燕山荘到着。周辺は登山者で大混雑、テント場も満員です。槍ヶ岳方面は厚い雲の中、燕岳のみ雄姿が見られました。
すぐに受付と支払いを済ませて個室を確保。布団一枚に二人寝です。夕食が四回目の午後7時50分と聞いてビックリ、部屋で休憩しながらメンバーと相談して燕岳に向かうことにしました。空身で小屋前に集合し16時40分に出発。イルカ岩、メガネ岩を撮影しながら進むと、ついに燕岳もガスに覆われました。17時5分にアルプスの女王・燕岳に到着。冷え込んだガスの山頂で展望無し。1班の記念撮影後、すぐに山荘に戻りました。やがて2班も山荘に戻り、狭い個室で温まりながらつまみとお酒で休息。山荘の空きスペースには布団が敷き詰められ、トイレや売店、喫茶室も大混雑でした。
夕食は20分前から並んでテーブル二箇所に着席。チーズハンバーグで二杯のご飯を戴きました。オーナー挨拶が始まり、今日は定員2倍の1200名宿泊でご迷惑をお掛けする、稜線でのストックは避けてほしい、等のお話後にアルペンホルンの生演奏。部屋に戻り廊下に一人、押入に一人寝て寝場所を割当て後、午後9時前に就寝。暑苦しい中、両隣と小突き合いながら睡眠に努めました。
2日目(9月14日)快晴→午後ガス
4時に起床して食堂に並び、一番目の4時30分から朝食。5時から期待通りの朝焼けを観賞して部屋に戻り出発準備。山荘前に集合して各自にストレッチ。集合写真撮影後、6時20分に出発。前後に団体ツアーが歩いています。雲ひとつ無いアルプス晴れで、絶景のパノラマ展望を楽しみながらの縦走となりました。右側稜線の谷風は冷たく、左側に入ると強い日差しで汗が出ます。2班とは5分差で進み、難所の大下り、鎖・梯子場の切通岩を慎重にクリア。今日も狭い登山道でのすれ違いが頻発して時間を取られます。入山前に足を痛めたIさんには漢方薬を飲んで頑張ってもらっています。
2日目のハイライト・大天井岳の登りに入り、槍ヶ岳分岐点で小休止。男なら右に進んで槍ヶ岳に向かう所ですが、アルコは優しい常念岳へ進みます。歩きにくい岩場を1ピッチで登り、9時40分に大天荘到着。ここから空身で山頂に向かい、10時に200名山・大天井岳に到着。360度のアルプス大展望に皆さん大満足です。記念撮影後、2班に山頂を譲って下山。大天荘ベンチで昼食を摂りました。高山病で体調不良のSさんは残念ながら大天井岳山頂をパスしました。
10時45分に後半の縦走開始。一旦下って東天井岳に登り返し、山頂脇を通過するとガスに包まれた登山道になりました。ここで快晴の槍ヶ岳-穂高岳とお別れです。歩きにくい下り道が続き、すれ違いも相変わらずです。雷鳥の出現を期待しながら横通岳へ登り返します。山頂脇の岩場を進むとサルの群れが出現。目の前の木の芽を食べながら逃げません。時折奇声をあげて喧嘩しているようです。ガスのため夕方のような感覚になりますが、まだ午後1時です。
常念小屋の矢印で最後の休憩後、横通岳のガレ場を下ります。やっと樹林帯に入ってまもなくテント場に出ました。常念乗越に建つ常念小屋に13時50分到着。天気が良ければ常念岳を登りたい所でしたが、ガスで展望無し。今日の山歩きを終了としました。
混み合う小屋で受付と支払いを済ませて三階の屋根裏に案内されました。燕山荘より狭い布団に二人です。やがて2班が到着して寝場所を決定。食堂に降りてアルコの懇親会。16時に食堂から寝床に戻り夕食を待ちました。定員220名に対し500名以上の宿泊で枕も無いタコ部屋状態です。
2回目の17時50分から夕食。ここもハンバーグでお代り一杯。午後8時過ぎに六回目の夕食案内がありました。一階通路には食事後のスペースに寝る?人達が膝を抱えて座っています。
各自に工夫して寝場所を確保しますが、頭を逆にして両肩がやっと布団に置けました。20時前に就寝。寝返りすると肘と膝が当たります。深夜にトイレに行き、外に出て見ると星と常念岳のシルエットが見えました。明日も天候に恵まれたようです。蒸し暑い三階屋根裏で4時まで寝たふりです。
3日目(9月15日)快晴→薄曇り
4時前に起床して食堂前に座り込み、5時の朝食確保を狙います。すると早立ちの邪魔になるため小屋の叔父さんが一番の番号札をくれて15分前にくるよう言われました。4時45分から朝食。5時には朝焼け撮影に出られました。昨日よりボヤーとした朝日でしたが、赤く焼けた槍ヶ岳と北穂高が見事でした。常念岳へ登るランプの列が富士山並みに続いています。小屋に戻るとメンバーが出発待ちで集まっています。あわてて支度し、予定の20分前に常念岳山頂に空身で向かいました。
下山組と登山組で大渋滞の岩ゴロゴロ道をアルコ歩きで登ります。山頂直下になると狭い山頂での記念撮影で順番待ちになりました。7時過ぎにやっと常念岳登頂記念撮影を終え、360度の大展望を楽しみながら直下で集合写真を撮影。山頂を迂回しながら下山開始。下りもすれ違い渋滞の中、慎重に降りて常念小屋に8時30分帰着。
荷物をまとめ9時に小屋を後にしました。常念乗越で最後の集合写真を撮影して穂高岳-槍ヶ岳の絶景に別れを告げ、急登下り開始。第三ベンチ、第二ベンチ、第一ベンチ、最終水場と休憩ポイントでは先行する団体ツアーの移動を待ちます。まあ、安全第一でゆっくりと進みましたが、ほぼ予定通りの10時10分に胸突八丁を通過。以降は沢沿いの緩やかな道が続き、事故の恐れは無くなりました。景色も見られない沢沿いの樹林帯で、少し肌寒い中を淡々と歩きます。
最終ポイントの大滝ベンチで団体ツアーを追い越し、12時50分に一ノ沢登山口に到着。最後は40分も早い帰着となり、今回の山旅を満点で終了できました。参加メンバーの頑張りとチームワークに感謝です。迎えのバスに荷物を置いて各自にストレッチ。13時10分に「ほりでーゆ」に向かい、13時30分から14時40分まで全員入浴と昼食。コンビニで各自に買出ししてから中央道を走行。事故渋滞と小仏トンネル渋滞を乗り越えて昭島駅に20時10分帰着して解散。
三連休の天候に恵まれ、参加者の頑張りでスケジュールも遅滞無く進行、大混雑の山小屋泊まりに耐えた皆様、ありがとうございました。次の機会には平日泊まりを考慮した山旅も検討しようと思っています。班構成でのSL、AL、会計さんの協力も不可欠です。憧れのアルプス縦走は機会を見つけて続けたいですが、普段のトレーニング、雨中山行等の経験積み重ね等が重要です。ひとつ違えば熱中症、高山病、低体温症、筋肉痙攣等の厳しい縦走になりますので。
※収入の部 計450,000円
参加費 28,000×16名=448,000
キャンセル料 2,000×1名=2,000
※支出の部 計449,840円
バス代 54,000×2日=108,000
高速料金(八王子IC-安曇野IC、2往復分)
5,490×4回=21,960
運転手謝礼 3,000×2日=6,000
燕山荘宿泊代 9,800×16名-1名
=147,000(団体割引1名分減額
常念小屋宿泊代 9,300×16名=148,800
(団体割引-500円/名)
ほりでーゆ入浴料 430×16名=6,880
(常念小屋割引-100円/名)
返金 700×16=7,600
※450,000-449,840=160
160円は参加者了解にてアルコ会計に入れました。
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