山岳救助の実情を知ってより賢い登山者になろう!!
岩安全講習と今熊山から刈寄山
リーダー 加藤正
2014年12月6日(土)

1班 L GABIBO AL クラウド micky woods  tarry  タバさん  miz ハチロク のんこ めんごチャペ 沢ちゃん joy-jo  ロコ
2班 SL KAI・KUN AL ポッポ ヤベッチ SU-SAN サンコウ ヘラキチ ミ-タン さくら ナグ suerinn モナミ きよちゃん

安全講習 参加 キョンキョン 空
男13名 女13名 計26名

第1部 安全講習 26名参加
 五日市警察署 山岳救助隊隊員2名の方による講習を受ける。
 さすがに人命救助の最前線にて活躍されているだけに話は現実的で具体的であり、 私どもが登山活動する上で参考となる点が多々あった。

 事故原因は転倒、転落そして道迷いが多く、また現在行方不明者もある。
 「おまかせ登山」が多く、リ-ダ-にすべてをお任せしていて地図すら持たない登山者が多くみられ、単独行登山者での道迷いの多くは地図を持参しない人に多く見られる。
 
 救助隊員は通常は駐在所勤務で出動要請があったときに通常業務をはなれ集合し救助に向かうため多少時間(2時間-3時間)はかかるが、それでも出来るだけ最短時間で人命救助第一に行動しているとのことである。

 団体登山で事故発生の際、すべては救助隊が救助救出行うので、必要人数だけ残して あとの人員はは下山してもかまわないと言われる。
 
 ヘリコプタ-出動については毎回要請するが、奥多摩は森林密度濃くヘリコプタ-のピックアップ場所が限られるためなかなか救助救出活動は困難という。
 
 出来るだけ登山計画書を提出されたいとのことであり、
 五日市警察署管内では五日市駅構内、都民の森、など限られるが交番、駐在所などに提出してもよいとのことである。

 迷ったら谷に下らず尾根にあがるとか、登山靴のひもの結び方、捻挫の際スリングを使っての応急処置、蜂に刺された場合のとげ抜き器具などなどが話された。

 講演のあと救助装備品の公開があり、GPS、10㎜のロープ50㍍×2本ほか、救助用具多数を見学した。

 

 第2部 24名参加
コース 警察署→広徳寺→12:20金剛の滝→北尾根→13:20今熊山→変電所→14:30小峰公園展望台→15:10五日市駅

 警察署から出て、地元の地理に詳しいロコさんをガイドとして広徳寺にむかう。
 大銀杏の黄葉で有名な名刹古刹広徳寺であったが残念ながら黄葉はすべて落ちてしまっていて残骸をさらすのみであった。この広徳寺は写真愛好家にとって絶好のカメラスポットであるが、本日は期待外れに終わった。
 金剛の滝に向かう途中小高い山の日溜まりで11時20となり昼食とする。
 歩き出して一山越えてすぐ下降する。谷に下るにつれて寒さを感じる。今冬、最も寒い日であり、雪が降ってもおかしくない。何となく雪雲の気配である。
 金剛の滝は人工洞窟4㍍ほどをくぐって滝下にでる。これが面白い。滝は落差20㍍ほどであろうか、なかなかの迫力であり、見る甲斐がある。滝の右側から階段を上がり今熊山へのコースがあったが現在は通行禁止となっていた。
 回り込んで北尾根から今熊山への登路は急登であった。わずか50分くらいであろうか、足への負担が重く、たかだか標高505㍍今熊山であるが、1,000㍍の山を登ったような疲労感であった。
 全く休憩もとらず、やや早めのペ-スでリ-ドしたことからメンバ-からあとで苦情を聞く。反省!!
 金剛の滝付近で降り出していた小粒の雨が、山頂に近づくにつれて雪となっていた。積もるほどではないが、この冬で最初の雪であった。
 頂上は今熊神社本宮である。ここで記念集合写真を撮る。剣道の稽古に励むグルーブがいた。 
 ほとんど寒い中であり、休憩を取らずに下山し、変電所の脇から小峰公園に出る。展望台から見ると大岳山方向はかすかに雪のすだれがかかっているように見えた。奥多摩は今冬初雪を観測することになるのであろうか。
 普段通らない、知らないところを通って五日市駅に戻った。ロコさんは地元であるだけに詳しく、今回は大いにお世話になり感謝です。
 
 
安全講習



 金剛の滝


 

今熊山山頂での集合写真 



 
 
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