遠~い昔の火山活動を偲ぶ
予約  子持山 1296m
リーダー クラウド
2015年09月27日(曇り→晴れ)

1班 L:クラウド、AL:柚子、GABIBO、キョンキョン、ココシャテル、GO、めんごチャペ、ナグ、ジル
2班 SL:ポッポ、AL:Bea、のんこ、ふるふる、バネット、なっちゃん、ガーデンママ、ワミー、神ちゃん
   合計19名
7号橋登山口7:40発→6号橋分岐9:30→展望岩9:40/9:50→獅子岩分岐10:00→獅子岩往復→獅子岩分岐10:40/10:45→柳木ヶ峰11:40/11:45→子持山12:15/12:55(昼食)→柳木ヶ峰13:30/13:35→大タルミ14:05/14:15→7号橋15:15着
 関越道は車の流れが良く順調に赤城ICに着く。登山口は簡易トイレが1つしかないので、併設されているパーキングで用を足し、登山口へと向かう。
 子持山林道は道幅が狭く、車のすれ違いが難しい。対向車の来ないことを祈りながらの走行であったが7号橋登山口に無事到着する。群馬県に入って強くなっていた雨がここまで来るうちには止んでいた。
 軽いストッレチ体操と、身支度に20分ばかり費やし子持山へと向かった。
 登山道に入ると直ぐに水分をタップリと含んだ木道が続いていて、これがなんとも滑り易い。滑らぬ様に慎重に通過すると、眼前には長い間の侵食に耐え抜いた屏風岩が圧倒していた。屏風岩の脇をすり抜け、沢沿いの登山道を行く。雨上がりで湿気が多く、杉木立に囲まれ風も通らない。沢沿いとは云え暑い、汗が噴出す。衣服調整と水分補給の休憩を採る。
 沢の水が涸れ杉林を抜け、広葉樹林帯に入ると空気が変わり暑さも幾分和らぐ。少しだが風が通る。6号橋の分岐を過ぎ、急登を喘ぐと尾根上に出た。その先が展望岩で、ここで1本たてる。10分程行くと獅子岩分岐に着く。ここで2名を残し、空身で獅子岩を往復する。ストックがジャマになる程の急登である。鉄梯子を攀じ登り、鎖場を抜けると獅子岩の頂に立つことが出来た。
 朝は諦めていた展望も開け目指す子持山が堂々とした姿で誘っている。もう少しゆっくりとしたい処だが数匹のスズメ蜂の歓迎を受け否応なく退散として、慎重に元の分岐まで戻った。
 獅子岩を過ぎると尾根歩きとなる。岩稜となった所から振り返ると、その形から獅子岩の名が頷ける。尾根の左右は樹林であるがそのものは痩せている。急登を過ぎ尾根が緩やかに成った処で事故が起きた。一人のメンバーがバランスを崩し、掴んだ木が頼りなくそのまま逆さまに急斜面を滑り落ちた。足を掴もうと手を出すも体が落ちるほうが早く、なんとも切ない瞬間だった。
 その後何回転かして一本の立ち木に背中のザックから当たって止まった。一先ずホッとする。動かないよう声をかけ降りて行く。ザックがクッションとなって頭も打って居ない。ゆっくりと立ち上がると自力で歩けると言う。斜面が急なので、SL達が降ろして呉れたザイルで念のためにビレーをし、尾根へ戻った。
 柳木ヶ峰で子持山最後の急登に備え休憩を採る。一旦下ってから少し行くと急登が始まる。四肢を使って悪戦苦闘、切れ落ちた斜面や手強い岩場にはロープが施されているが岩が濡れて良いコンディションとは云えず、通常より時間をかけて子持山に到着した。
 山頂には先客二人がラーメンをすすっていたが、アルコ18名が腰を降ろすに充分の広さがある。ここで昼食とする。眺望はあるが遠望は利かない。上州の名峰武尊山や浅間山、谷川岳は残念ながら雲の彼方だ。全員恒例写真に納まり山頂をあとにする。
 柳木ヶ峰まで戻り、右に浅間方面へのルートを大タルミへと下る。岩場ではないが急傾斜で滑らない様神経を使う。後ろの方で、登りの登山道と勘違いしている会話が聞こえる。左に獅子岩が見える場所で、登りは一本東側の尾根を登ったことを説明する。
 大タルミで休憩の後、左へ沢沿いのルートを下る。此処からは殆ど危険箇所は無い。ひたすら8号橋を目指す。メンバーの口数が少なくなり疲労を感じた頃8号橋ヘ着き、更に林道を少し辿って7号橋に到着した。
 ヒヤリハットはあったが大事に至らず山行を終えることが出来ました。ご協力有難う御座いました。本人からの報告で、左手に2箇所程アザがあった程度で至って元気だとのことでした。グレードを計画当初は初中級(レベル2)としていましたが、登山道の難易度から中級(レベル3)に変更します。今更とは思いますが初中級ならばと参加された方にはご迷惑をお掛けしましたお詫び致します。
 
会計報告
<収入> 参加費3,600×18名=64,800円 キャンセル料1名=1,000円
    収入合計=65,800円

<支出>
      バス代(F交通)= 54,000円 運転手心付=3,000円
      高速料金(入間~赤城)往復=7,320円
    支出合計=64,320円

<残金> 1,480円→参加者の総意でアルコ会計へ寄付致しました。

 

子持山の山頂にて



今日のハイライト獅子岩を攀じる


 

山頂へ向う尾根道から獅子岩を振返る


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