シリーズ最終章
参加表明 小金沢山 2014.3m
リーダー クラウド
2015年10月25日 晴れ、風強し

1班 L:クラウド、AL:SU-SAN、のんこ、ナグ、サンコウ、ヨシゾー、ガーデンママ、ワミー、ヘラキチ、ロコ
2班 AL:ミータン、AL:ポッポ、すーま、ヤベッチ、バネット、ナミコ、フラット、山G、神ちゃん、つくし
3班 SL:Bea、AL:さくら、ふるふる、万さん、NORICHN、なっちゃん、ペコちゃん、山タカシ、miz、スミオ      男性16名、女性14名、計30名  

小屋平登山口9:00発→石丸峠10:20/10:25→狼平10:45→小金沢山11:40/12:20(昼食)→牛奥ノ雁ヶ腹摺山13:00/13:10→賽ノ河原13:30→川胡桃沢の頭13:45/13:55→黒岳→14:30/14:40→赤岩ノ丸15:15/15:20→大峠15:45着

 バス会社が増発便の1台(28人乗り)をアルコ専用に用意して呉れ、スタッフ席を入れ総勢30人が座って小屋平に難なく到着した。バス停は他の登山者で結構賑わっていた。10人づつ3班に分けメンバーを発表した後、スペースが少ない事から各自でストレッチ体操をして貰う。身支度を整え1班から順に出発したのが、バスの降車後15分であった。
 登山道は急登でもないがバテないようにゆっくりと登る。風は強いのだが樹林帯の中で気にならない。林道を横切り再び登山道へ入ると直ぐに、富士山の姿を捉える事ができた。雪がもう少し欲しい感じだ。
 30人が集まれる陽だまりで小休止を摂る。樹林帯を抜けると笹原の中の小道になる。展望もいっきに開け目指す小金沢山を間近に、後方に富士、遠く西には南アルプスが目を愉しませる。その分風当たりは強くなった。笹原の石丸峠で快晴の空の下1本立てる。ここは、3年連続で訪れているが、毎年紺碧の空が向かえて呉れている。
 石丸峠から尾根に上がった処が、昨年分け入った牛ノ寝通りの分岐で、此処から尾根に沿って登って行くと、1957mのピークに立つ。尾根は広い笹原となり高度を下げて行く。強風ではあるが尾根が広く危険は感じない。下り切った鞍部が狼平で、笹原が広がり昼寝をそそられる所である。
 狼平から小金沢山への登りが始まる。辺りは針葉樹林帯へと変わり、木の根や露岩の登山道となってコースの変化を愉しみながらも慎重に歩みを進める。樹林帯であるが西からの風が強く、手が冷たい。
 3班が遅れ気味であるが休憩に適した場所がなく、小金沢山での昼食休憩まで引っ張ることにする。東側の斜面に風を防げる所があれば良いと念じながら頂上を踏む。なんと頂上はほとんど風が遮られ暖かいではないか、3班の到着を待って記念撮影の後、各自想い想いのランチタイムとなった。
 天気が良くのんびりと過ごしたいが、大峠まで迎えにくるタクシーの時間設定を最終16:00としてあり、これに照準を合わせ重い腰をあげる。再び尾根は笹原となり踏み跡が交錯していて、見通しの悪い時には注意が必要であろう。今日は幸い目標が見通せ、一番顕著な踏みを辿れば問題なさそうである。
 ここで3班で遅れ気味のスミオを1班に組み入れ、彼の歩調と相談しながらパーティを引っ張る。1ピッチで牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着すると、ここは西側の南アルプス方面と南側の富士山方面の眺望が抜群で、10分ばかり景色を堪能した。<牛奥の雁ヶ腹摺山>は日本で一番長い山名とか?
 右に大菩薩湖へ降りる道を見送り、我々は小金沢連嶺を更に南下する。下り切った笹原の鞍部が賽ノ河原で狼平と似た様相である。此処から広葉樹の混じる斜面を登り、尾根から遠ざからない様注意して進む。紅葉期待の広葉樹はすっかり葉を落として、冬の準備に入っていた。
 尾根と会った所が川胡桃沢ノ頭で、ススキの生えた草原であった。ここも見晴らしが良く10分間の休憩を摂った。何時の間にか風も大分修まってきている。
 次に目指すは黒岳、直ぐに針葉樹林となって小さなアップダウンが続き、左に大峠の分岐を見ると黒岳は間もなくであった。今日の行程で此処のピークだけは眺望がない。携帯電話でタクシー会社に連絡がとれ、予定通りの時間に迎えをお願いして下山を開始した。
 一旦分岐まで戻り大峠への指導標に導かれて下山路に入る。苔の生える樹林帯を順調に下り赤岩の丸で1本立てる。此処からの富士山の眺めがまた素晴らしい。本日最後のシャッターを切って眺望山行を締め括った。大峠にはジャンボ1台を含め6台のタクシーが待機しており、全員車中の人となって大月駅へと向かった。《小金沢連嶺》中々変化に富んで素晴らしい山旅であった。



紺碧の空
 


 
小金沢山の30人
 


 
 
牛奥ノ雁ヶ腹摺山より、富嶽十二景


 
計画へ
 

1