紅葉間近の涸沢-奥穂高岳へ
予約 上高地-涸沢-奥穂高岳往復 
リーダー Bea
2017年9月21日(木)~24日(日) 

1班 L:Bea、AL:miz、柚子、ヘラキチ、Kinya、めんごチャペ、ロコ、ワミー
2班 SL:ポッポ、AL:山タカシ、ハチロク、ひらりん、ジル、ペコちゃん、バネット
   会計:ロコ、ワミー     
合計15名

9月21日(木)快晴
往路:F交通マイクロバス、6:30昭島駅~9:00松本IC~10:30上高地BT
10:50上高地BT/1504m→11:50明神館・昼食/12:20→13:40徳沢園→15:30横尾山荘1620m 宿泊 高低差116m

 週末の雨予報でやきもきしましたが曇り予報に変化して山行を実施。バスは参加者15名を乗せて6時半に快晴の昭島を出発。
 順調に走行して上高地BTに10時半到着。各自に準備体操。平日のためか意外に空いているバスターミナルを二班に別れて10:50に出発。
 河童橋で集合写真を撮り、ゆっくりと歩いて次の明神館で昼食。徳沢園の手前で天然記念物の「ニホンヤマネ」を発見。道路端に追い立てて踏まれないようにしました。徳沢園でソフトクリーム休憩後、途中の新村橋に立寄り。紅葉の気配は残念ながら見られません。今年は遅れ気味のようです。15:30に横尾山荘へ入館。
 談話室に和みながら16時から各自に入浴、17時から夕食、消灯前の20時には皆さん居心地の良い二段ベットで就寝。満天の星空で明日も快晴になりそうです。


9月22日(金)晴れ後高曇り
6:10横尾山荘1620m→7:20本谷橋1780m→9:45涸沢小屋2350m→11:15 ザイテングラート取付2674mで昼食/11:35→13:10穂高岳山荘2983m。休憩後、空身で14:10穂高岳山荘→14:30涸沢岳3103m/14:40-15:10穂高岳山荘 宿泊 高低差1483m

 4時に起床、4時半から食堂に並んで5時に朝食。ピンク色に染まった前穂高岳のモルゲンロートを見ながら出発準備。
 横尾山荘前でストレッチと記念撮影後、横尾山荘1620mを出発。高低差1500mを登って涸沢岳を目指します。本谷橋まで沢沿いの緩やかな登山道が続き、左手に?風ノ頭が聳えます。徐々に前方に北穂高岳が近づいて7:20に本谷橋1780mに到着。休憩後、ここから本格的な山道になります。一汗掻きながら標高を稼いで涸沢が見えてきました。紅葉の気配は見られません。徐々にすれ違いが多くなり、チョコ停が続きます。涸沢カールの紅葉は、やはり遅れているようです。涸沢ヒュッテ分岐を右折して涸沢小屋に向かい、空いたテント場を通過。今週末から賑やかになりそうです。
 9:45に涸沢小屋2350mに到着。休憩後、ザイテングラート取付まで高低差300mを頑張ります。樹林帯から大岩の階段道に出て、真夏の様な日差しと暑さの中をゆっくりと進みます。ここで2名が遅れ気味になり、マイペースで登ってもらいます。
 11:15にザイテングラード取付2674mに到着。20分の昼食タイム後、ヘルメット着用で難所のザイテングラートに取付きました。ハイマツ帯の岩登りが始まり、二回の休憩を入れて梯子と鎖が設置されている中間部の狭い岩場の難所をクリア。慎重に下山者とすれ違いながら高低差210mを登り切り、13:10に穂高岳山荘2983mに到着。10分遅れで全員事故無く到着です。
 山荘にチェックインすると、幸運にも穂高岳山荘で初めて布団一枚に寝られることになりました。早く酒が飲みたいとの意向を受けて空身で山荘前に集合し、14:10に涸沢岳に出発。高曇りで視界は良く、冷たい風の中、周辺の笠ヶ岳、前穂高岳-奥穂高岳-ジャンダルムの絶景を楽しみながら14:25に涸沢岳3103mに到着。3000m21峰のひとつに登頂。槍ヶ岳-大キレット-北穂高岳の稜線、
ジャンダルム3163mのドーム岩峰等たっぷりと写真撮影後、冷え込んできた中をゆっくりと下山。15:10に穂高岳山荘に戻り、運良く一部屋貸切状態となりましたので、部屋での酒宴となりました。17時から夕食。
 見通しの良かった天候から小雨が降り出し、一気に大雨となりました。天気予報では朝方には止むようです。今夜の夕景・星空は見られず、強い雨音・しずく音を聞きながら19時に就寝。毛布二枚で寒さ対策し、高山病、体調不良者も無く、高低差1500mの疲れから皆さん熟睡できたようです。


9月23日(土)曇り後快晴
7:00穂高岳山荘2983m→7:50奥穂高岳3190m/8:20→9:00穂高岳山荘10:00→11:50ザイテングラート取付 2674m・昼食/12:20→13:40涸沢小屋2350m 宿泊 下り高低差840m

 4時半に降雨状況をチェック。霧雨になり晴れ間が期待されます。個々にライトを点けた登山者が涸沢岳や奥穂高岳に登っていきます。厚い雲とガスに覆われてモルゲンロートは諦め、5時から食堂に並んで5時半に朝食。荷物をまとめ、ザックを山荘内に仮置きし、ヘルメット、空身で奥穂高岳を往復します。ガスが引いて少し明るくなった7時に穂高岳山荘2983mを出発。
 最初は50m程の岩壁で、二連で掛かる梯子を登り、次に右に巻く様に鎖が2か所、ここを登り切ると稜線に出て岩陵帯を登ると奥穂高岳山頂が見えてきました。高低差200mを登って7:50に奥穂高岳3190mに到着。混み合う前にと記念撮影しながらガスに浮かぶ神秘的なジャンダルム等を鑑賞。虹が掛かりました。20分程山頂を占有できました。後続の登山者がポツポツと到着しますので、ジャンダルムが気になるメンバーですが、8:20に下山開始。ガスは晴れませんでしたが、登頂の喜びを満悦されたようです。
 最後の梯子場が渋滞し、すれ違いに時間を掛けて安全に降りました。二班に無言で追い越し・割り込むバカが二人。岩場から落ちそうになり、笑ってしまいました。9時に山荘に戻り、ゆっくりと下山準備。山荘前で満足の記念撮影後、10時に穂高岳山荘を出発。
 ザイテングラート中間部は登り優先で、我々はゆっくりと慎重に降りました。涸沢カールのガスは中々晴れてくれませんが、昨日よりもカラフルになったようです。11:50にザイテングラート取付に到着し、ほっと一安心して昼食タイム。
 後は涸沢小屋まで紅葉模様を楽しみます。草モミジと涸沢槍ヶ岳、涸沢カール等見空きません。見事に晴れて真夏の様な暑さになり、奥穂高岳に向かう大勢の登山者は、大汗でヘロヘロです。13:40に涸沢小屋2350mに到着。チェックイン後、バルコニーでテント場を眺めながら祝宴。カール散歩を予定していましたが、見所が無いので夕食までフリータイムとしました。
 散歩組、めんごチャペさん好意のお酒組と贅沢な時を過ごしました。来季の夏山は何処になるか等が話題です。日差しを追いながら夕景を待っていると、さすがに冷え込んできました。17:45から夕食。今夜は布団一枚に二人と、狭苦しい相部屋で何とか寝床を確保。就寝までテント場夜景と星空を鑑賞。テント場の明かりも大分増えました。
 200%超えの登山者・観光客で混み合う涸沢カール。満点の星空でした。21時に就寝。トイレに行くにも布団の隙間を探りながら通います。


9月24日(日)快晴
6:00涸沢小屋2350m→8:15本谷橋1780m→9:30横尾大橋→10:50徳沢園→12:15明神館→13:10上高地BT1504m 下り高低差840m
帰路:13:20上高地BT~13:40中の湯BS~13:50中の湯温泉15:00~松本IC~21:35昭島駅 

 4時に起床して天候をチェック。雲一つない満天の星空です。4:30から食堂に並び、5時から朝食。荷物をまとめ、6時出発としました。
 朝焼けを待ちながら出発時間になり、涸沢小屋で集合写真を撮影してテント場に移動。奥穂高岳に朝日が当たり始め、黄色に染まります。涸沢カールを背景に記念撮影。涸沢カールとお別れして6:20出発。上高地まで高低差850mを下ります。今日は山行中一番の快晴となりました。次から次へと追い越し・すれ違いが続きました。厳しい岩の階段を下って、8:15に本谷橋1780mに到着。休憩場所も無いほど混み合い、次から次と登山者が行き交います。ここから緩やかな沢沿いの道になり、すれ違いが続きます。?風岩を過ぎて前穂高岳が見えてきました。9:30に横尾大橋を渡って横尾山荘に到着。
 危険帯は全て無事に終了。休憩後、林道歩きで徳沢園に向かいます。10:50に徳沢園到着。お約束のソフトクリームで休憩。次の明神館まで単調なウォーキングが続きます。12:15に明神館到着。昼食時間が惜しいため、行動食でお腹を満たします。
 13:00に河童橋に到着して最後の記念撮影。13:15に上高地BTに帰着。高低差850m、7時間の下山でした。
 13:20のシャトルバスが満員のため、タクシー三台で釜トンネル・中の湯BSに移動。藤交通バスに乗り換え、13:50に中の湯温泉に到着。一時間の秘湯温泉入浴で四日間の疲れを癒し、さっぱりできました。15時に出発。
 コンビニ買い出し後、松本ICから昭島に向かいます。中央道渋滞30kmを覚悟してドライバーさんにお任せ。昭島駅帰着は21:35となりました。参加者15名の安全・行動協力と、サブリーダー、会計の役割分担・貢献に感謝!!!! 
 4日間4万円の北アルプス山行。皆さん十分に楽しまれたことでほっとしております。 来季夏山は、山行アンケート調査の集計結果から選択したいと思っています。3000m峰2山お疲れ様でした。


 会計報告
  収入  参加費 600,000(40,000×15) キャンセル料3,000
       合計  603,000 
  支出  バス代2日分 108,000 謝礼2日分 6,000
       高速道路代 八王子→松本 5,310 松本→八王子 5,310
               八王子→松本 5,310 松本→八王子 5,310
       宿泊料 横尾山荘  150,000 (10,000×15)
            槍ヶ岳山荘 147,000 (9,800×15)
            涸沢小屋  142,500 (9,500×15)
       ソフトクリーム     6,000 (400×15)
       タクシー3台      8,240
       中の湯温泉      10,500 (700×15)
       返金          6,000 (400×15)
       残金          520
       合計        603,000
   ※残金520円は参加者の了解を得てアルコ会計に入金しました。




快晴の河童橋にて


 
 

 明神ヶ岳


 

 二日目、前穂高岳の朝焼け


 

いよいよ涸沢へ


 
紅葉最盛期待ちの涸沢



涸沢岳 3103mにて記念撮影


 
 
穂高岳山荘から出発


 
 
奥穂高岳-3190mにて


 

混み合う下山でのハシゴ場


 

 快適だった穂高岳山荘にて


   
 
難所のザイテングラードを慎重に下山



 涸沢小屋にて半日のフリータイム


 
 
涸沢カールの紅葉状況


 

涸沢カールの集合写真



河童橋にて お疲れ様でした


 
 計画へ 
 
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