記録の少ない熊倉尾根から頂を目指す |
熊倉山 1624m |
リーダー クラウド |
2018年3月16日(金) |
L:クラウド、SL:ドンガバチョ、ミータン、サンコウ、ワミー、ハチロク、ロコ |
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男性4名、女性3名 計7名 |
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丹波バス停7:55発→熊倉尾根取付き8:20/8:30→P1106m9:40→熊倉山(昼食)11:55/12:20→P1477m12:50/12:55→竿裏(サオラ)峠13:00→丹波バス停14:50着 前飛竜からサオラ峠に至るミサカ尾根の間に熊倉山がある。ここから南に派生しているのが熊倉尾根である。地形図で見る限り、その形状が青梅街道に至るまでくっきりと読み取れ、標高差は1000mあり登行意欲をそそられて計画した。 丹波バス停で各自軽いストレッチを行い、雨に降られるのを覚悟で出発する。車道を進むこと30分弱で熊倉尾根の取付きに到着した。頌徳碑の傍らで身支度を整え、今日は山頂が目的ではなく、辿り着く迄の過程を愉しんで貰いたいとの旨を伝えて、熊倉尾根への第一歩を踏み出した。 いきなりの急登だがコメツガの原生林のなかに踏み跡がしっかりとついている。喘ぎながら約120m程高度を稼ぐと急登が一段落した。雨の落ちないうちなんとか頂上までとの思いから若干ペースが早いか?幸いは今日は少人数でメンバーの足並みは揃っている。再び急登が続く、踏み跡は尾根直登から回り込む様に付いている。少し行くとSLから直登ではないかと声が上がる。少しでもメンバーを休ませようと更に踏み跡を辿る。一目でそれと分かるP1106mが現れると踏み跡は少し下り気味となる。ここで踏み跡を捨て主稜線に戻る。尾根が痩せてきて露岩状になるとP1106mに到着だ。 露岩が多くなり踏み跡も無い。尾根を忠実に辿る。手を使わなければ登れない急登で着実に高度は上がる。メンバーは手強いの連発だ。地形図には現れない程度のコブを3つ位越えただろうか?ミサカ尾根のP1477mがやっと我々よりも低くなった。浮石の混じる急登を越えると尾根のど真ん中に巨樹が聳え、穏やかなひとときを提供してくれた。落葉しているので広葉樹ではあるがその名は分からない。 右前方にミサカ尾根が近づき頂上が至近距離となる。最後の急登を全身を使って登りきると三角点が目に飛び込んで来た。険しい尾根を踏査した満足感のある頂で昼食とする。空は未だ我々の味方だ。 雨から逃げるように早々と山頂を後にする。帰りのバス時刻から逆算した想定時刻より30分以上も早い下山開始だ。少し急な下りだが「歩き易い」の声があがり、登りの大変さを再認識させられる。 サオラ峠で直進方向に丹波天平、左方向に三条の湯への道を分け丹波方面へと進路を執る。登山道ではあるが余り歩かれては居ない様子が伺える。落葉の下は何があるか分からない、慎重に且つ確実歩く。バスの出発時刻には余裕があるが休憩時間も並にしたお陰で、最後の方で傘の出番が少しあった位で済んだのは幸運であった。 熊倉尾根を今回登って痛感したのは、雨に降られなくて本当に幸運だった事だ。この尾根は雨天時に登れば危険度は相当増す事を感じた。一方、ルートは明瞭でヤブらしきものはなく、緑の季節でも歩く事が可能で有ろうと思われる。緑の季節に誰かが計画することを期待します。 |
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四つん這いでの急登 |
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辿り着いた熊倉山の頂上で |
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下りは落葉の登山道 |
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計画へ |
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