県境の尾根道
笹  尾  根
 リーダー 加藤正
2010年12月04日(土)

参加者/L 加藤正 SL 森茂 野口 山田 山下 南雲 南雲千 島田
近藤正 近藤花 寺田 新藤文 新藤幸 勝野 お試し参加 森信
(企画したL ヤーベッチが腰痛のため不参加、急遽リーダー変更となった。)15名

 無風快晴で絶好の登山日和である。
 今日参加されたメンバーは好運だ。いい山行間違いなし。

 もう午前10時、歩き始める。浅間尾根登山口バス停から道標にしたがい、よく整備された中央区の森を一部辿り大羽根山(992b)を目指す。奥多摩は冬が楽しい。西高東低の気圧配置の時、日本海側は雪で大変だが、太平洋側は快晴の日々が続く、こんな日々の奥多摩の山歩きは楽しい。すんだ空気、抜けるような青空、落葉が終った樹木、くっきりと見える奥多摩の山々、どれもが奥多摩の冬の山登りを快適にしてくれる。
 
 大羽根山までは1時間で到達する。展望が素晴らしい。三頭山、つらなる浅間尾根、さらに奥は御前山から大岳山、御岳、日の出山などが確認できる。 
 
 適度に急な登りもあるが歩き安い尾根道だ。2時間足らずで笹尾根に出る。笹尾根は東京都山岳連盟が主催する日本山岳耐久レースのコースである。怒濤のごとく走り登るレーサー達はいない。今は静かである。たまに登山者と行き交う。あまり展望は得られない尾根道である。この点はやや面白味に欠ける。
 
 笛吹(うずしき)峠上の日溜まりの広場で昼食を摂る。もう冬である。コンロを持ち込んでいる人4名は思い思いに暖かそうな湯気をたて、のんびりとした昼時である。
 
 冬の陽の陰りは早い。バスの時間も気になる。ここからは口では「のんびり行きましょう。」といいつつも、足は早くなる。丸山(1098b)を越え、土俵岳(1005b)で一服。ここから浅間峠までがこのコースでは一番きつかった。丸山や土俵岳より浅間峠までのピークの方がきつい。誰かペースダウンする人がいるかと思ったが全員いいペースで浅間峠に至る。バスの時間には充分間に合う。ホッとする。
浅間峠からはゆっくりと下り、上川乗バス停15時59分発のバスにて武蔵五日市駅に出た。






(記:加藤正)

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