多摩地区の登山の会では　遠隔の地　房総には高い山が無く　滅多に行かない。今回臍曲がりの　会員が企画しバスツアーを企画したが　参加者不足で中止。 特急列車で往く事となった。車中では早くも変更案が数人から提示がされた。「富山だけでは勿体ないか継いでに　少し奥の伊予ヶ岳もこなそう」と　欲張り老人の多い事。 　兎に角　岩井で下車し帰りの列車の時刻表を調べよう。 　９：５４岩井駅到着　生チャンと会う１５：１３発は運休との情報を提供　従って一時間遅れに乗車と決まる。丁度　町営バス「TOMY」が来る　行く先を訪ねると　富山登山口を通り　伊予が岳の登口近くえ往くとの事。運転手を交えての協議の結果　満場一致で「二山征服」に決定する。これから冬を迎えると云うのに　ソテツもスイセンも暖かそう。 　富山の双児峰も南総のﾏｯﾀｰﾎﾙﾝ伊予岳も車窓からよく見える。　約１０：３０バスを降りる。 　平群天神社の鳥居を潜り二本の大楠の脇を通り本殿で参拝し登山道にはいる。 ３５０ｍ位の山だから大した事はないだろう。直ぐに富山への道を左に分け登る休憩所のある展望台二出る。冬なのに暑い一枚脱ぐ。此処から急坂マッターホルンの岩壁を腐り、ロープをなるべく頼らないで登攀しピーク二出る。数々の山と東京湾、三浦半島と横須賀火力の煙突等絶景を長め　集合写真を撮って貰う。　次のピーク北峰に登り此処からも絶景を展望する。 　南峰に戻り昼食。１２：００下山開始富山に向かう。分岐から南西に水仙と蜜柑畑の農道を下り　そして長い舗装した農道をひたすら登る。蜜柑狩りは終わったが　別の柑橘類で黄金の山だ。舗装が切れると直ぐに富山の鞍部の休憩所二出た。右折し北峰の展望台に登り展望を楽しむ。里見八剣士終焉の地だそうだ。Ｕターンして南峰の観音さんにお参りをし下山。返りは北側の裏参道とする。歩きにくい階段の続く下山道が途絶え　仙畑と工事現場を通り　伏姫籠穴に立ち寄る。施錠の為には入れず案内板を読む。見学デッキの八本の柱には八剣士の銘々が記されている。舗装道路、ス道路、踏切を渡りコンビニを探す。見付からない。駅前のお土産屋で缶ビールにありつく。駅のベンチで反省会。 　１６：１３の列車に乗るが席はバラバラで宴会の続きは出来なかった。来週もあるので小岩での宴会も中止する。 　 　新宿乗換で全員無事に帰宅したものと思う。 　一山でなく二山登り　成果は倍増　単価は半分 　船頭多くして　一行は　二山に登る。 　軟弱リーダー　初心叶わず　何時も変更。
（記：森）
伊予が岳
伊予が岳六人の男
東京湾	富山南北峰
伏姫籠穴
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