山梨県2百名山、深い原生林に急峻な岩場と360度の展望
予約  乾徳山 2031m
リーダー 鈴木義
2011年6月12日(日)

参加者 L鈴木義、SL堀江公、久保、森信、島田、大賀  計6名

コース:乾徳山登山口 → 登山道入口 → 国師ケ原 → 乾徳山 → 北側下山口 → 国師ケ原→ 登山道入口 → 乾徳山登山口 

 梅雨時の登山は個人山行と違い、団体山行は天候に左右されやきもきする季節です。今回も雨が降るのは当然と思い、「雨の日でも決行します」と宣言してしまった。登山は雨が降ると知れば誰でも登りたくないのが本音でしょう。しかし、参加申し込みをしてしまった有志5人は辞退したいと思っていたかも知れないが、誰も欠落者無し。幸いにも当日の天候は曇りで夕刻まで持ちそうな天候に変わってきた。

 立川駅6:43始発甲府行に乗り、塩山到着後タクシーで乾徳山登山口まで向かう。山の景色は霧で乾徳山は全く見えず、いかにも雨が降り出しそうな気配である。
まあ、此処まで来れば後はひたすら登るだけである。
 バス停より上の駐車場で軽いストレッチを各人が行い8:45頃に出発した。出発してからも樹林帯は湿度が高く汗が滲み出る。途中で休憩を何度か取り、辛抱して登っていると国師ヶ原へ到着した。展望が少し開けた前方に鹿5頭と遭遇し、鹿もこちらの様子を窺っているようだ?此処から山頂を目指して岩尾根を登り、帰りは下山道を下って1週するコースである。
 
 暫く登っていると扇平の月見石に到着した。小休止しているとクラブツーリズムの団体(約30名程)がやってきたので、岩場で遅れを取らないように団体より先に出発した。
 やがて岩尾根にはクサリが取り付けられており、晴れていれば遠くの景色も素晴らしく展望が利き、眼下の景色を見入ると足がすくむことであろう。
 数箇所のクサリ場を難なく通過し、今回のハイライトでもある山頂直下の岩場に4人が挑戦した。ナミコさんは軽がると登ってしまったので、NORICHANにザイル確保をしたが危なげなく登ってきた。最後にZIGZAGさんは腕力がありスイスイと登ってきてしまった。
 最初から巻き道を登ってきた柚子さんとO_KEIさんも山頂で合流した。

 しばらく山頂で休憩していると、何と富士山が一瞬顔を出したが直ぐに消えてしまったので、ザイルを片付けていたので写真を撮る間も無かった。
 昼食後集合写真を武蔵野山岳会の人に撮っていただいた後、岩尾根を通過してから黒金山分岐点到着、ここから滑りやすい急坂の下山道を下る。長い下山道に一行は何とか膝も絶えて、合流地点の国師ヶ原にやっと到着した。
 ここからの下りは帰りのバス時刻を気にしながら、武蔵野山岳会の人達とバス停まで急いで3:55のバスになんとか間に合った。少し急がせてしまって申し訳ないと反省然り!

 今回山頂の展望は望めなかったが、雨も降らず無事登れたことに感謝し、電車内で先ずは登頂と無事下山を祝いビールで乾杯!
 ところがビール飲みたさに電車へ乗ってしまい、柚子さんを塩山駅においてきぼりにしてしまったので、高尾駅でしばらく待ってから一緒に立川駅で降りた。
 男5人で早速反省会となり乾徳山に無事登頂出来て酒も入り皆満足した様子であった。
 また、秋の乾徳山は見渡す景色と紅葉も素晴らしく再度挑戦したい山である。
(記:鈴木義)
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