雲上の湿原を彷徨し、東北地方の最高峰に登る
予約  田代山、燧ヶ岳 2,356m 
リーダー 千葉
 2011年7月9日(土)、10日(日)

参加者 L千葉、SL山田、会計 遠藤、森茂、仁科明、加藤利、
加藤由、中澤、久保、島田、勝野、森信 12名

コースタイム
7/9 猿倉11:45 → 13:20田代山14:40 → 15:56猿倉登山口
7/10 御池駐車場7:15 → 8:15広沢田代 → 9:10熊沢田代 → 10:45燧ケ岳俎グラ11:30 → 14:40御池駐車場

7/9参加者12名のため、ゆったりとしたマイクロバスで昭島駅を6:30に出発。高曇りで雨の心配もなさそう。渋滞もなく東北自動車道西那須野塩原ICから一般道へ。湯の花温泉脇を通って登山口猿倉に11:40着。駐車場には自家用車やマイクロバスが多数止まっており、登山者が多そうだ。軽い準備運動後登山開始。樹林帯の中の歩き易い道を登っていくと、多くの下山者とすれ違う。登山口から1時間ほど登ると下田代に着く。それほど広くない湿原だが、今山行最初の湿原でワタスゲの白い穂がゆれており、感嘆の声が聞こえる。カメラを構える人、じっと花を眺める人それぞれに楽しんでいる。周りの山は雲がかかっているが、日光方面は雲が少なく、特徴ある白根山がはっきり見えた。
その下田代から30分ほど登ると、田代山の頂上に着く。頂上といっても平坦な湿原が広がりそこに2本の木道が続く。頂上はガスがかかっていて、会津の山々は見えないが足下には、最盛期と思われるほどワタスゲの穂が湿原全面を覆っていた。他の登山者は下山したのか、木道ですれ違う人もいない。湿原のほぼ中央付近に田代山頂上の標識があり記念写真を撮る。その後、この湿原から帝釈山側の樹林帯に少し下り、この山域で有名なオサバグサを見に行く。頂上で1時間半近く楽しんだ後、登りと同じルートで下山。マイクロバスで宿に向かう途中、強烈な雨に遭ったが宿に着く頃には小雨になる。

7/10 快晴の中、マイクロバスで御池(みいけ)へ。駐車場には早くも多くの車が止まっていた。久々の青空に心が弾む。しかし一旦登山道に入ると、急斜面の大岩登り、ぬかるんだ道で、足がなかなか進まない。所々に現れる木道で一息つきながら急斜面を登る。登り始めてから1時間ほどで広沢田代の湿原に着く。湿原は昨日十分堪能したが、今日は青空の下の湿原だ。我々同様草花も生き生きしているようだ。そこからさらに1時間ほどで次の湿原熊沢田代に着く。ここからは燧ケ岳の頂上が見え、湿原を横切っている一本の木道が、その頂上に向かってのびている。振り返るとゆるやかな山なみの会津駒ケ岳が見える。途中、残雪の上を歩く。
燧ケ岳頂上には多くの人がいた。頂上はガスがかかっていたが、ガスの合間から尾瀬沼、尾瀬ヶ原そして、ここより10m高い紫安グラが目の前に見える。ゆっくり昼食と記念写真をとり、紫安グラには登らず下山へ。遠雷が時々聞こえる。途中小雨が振り出したが、すぐ止む。下山後、昨日評判の良かった”燧の湯”に入り昭島に向かう。途中高速道路で渋滞に遭い、到着が遅くなったため、新宿で3名下車し、昭島には22時を過ぎていた。

今回は、梅雨時の計画であり雨が心配であったが、直前に関東地方が早めの梅雨明けとなり幸運に恵まれた。宿泊も価格の割には清潔で食事、サービスも良かった(桧枝岐/星の家)。反省すべき点は、桧枝岐村は昭島から遠く、昭島に帰着する時刻が遅くなったことである。計画段階である程度予測できたが、道路渋滞が加わりさらに遅くなった。会津には良い山が多く、今後も計画を立てたい。渋滞を避けるための平日山行や下山後の入浴の取りやめる(?)等の何らかの対策が必要である。


会計報告
収入
  参加費   20,000円×12名=240,000円
  キャンセル料(1名)           2,000円
支出
  宿泊費     7,000円×12名=84,000円
  宴会費                   4,300円
    立ち寄り湯( 7/9分)       1,500円
交通費                   127,870円
内訳 マイクロバスチャーター料     105,000円
             高速道路料金   10,870円
             運転手宿泊費    7,000円
             心付け        5,000円
残金
 参加費返却    2,000円×12名=24,000円
 ICKさんへお礼                 330円
       
(記:千葉)
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