のんびり穂高
 予約  奥穂高岳 3190m    
リーダー 千葉
2012年8月19日(日)〜22日(水) 

参加者: L/千葉、SL/島田、会計/古川、加藤利、加藤由、中澤、寺田、勝野、二葉 計9名

コース
8/19 立川=上高地……徳沢(徳澤園泊)
8/20 徳沢……横尾……涸沢(涸沢小屋泊)
8/21 涸沢……穂高岳山荘……奥穂高岳……山荘……涸沢岳……山荘……涸沢(涸沢小屋泊)
8/22 涸沢……横尾……上高地=立川
  
 8/19 今日の行程は上高地から徳沢までなので、JR立川駅からのんびり鈍行電車を乗り継ぎ松本駅へ。そこから電車、バスを乗り継ぎ上高地に入る。日曜日ということもあって上高地は相変わらず混雑している。カッパ橋での集合写真はあきらめ梓川北側の自然探勝路経由で明神へ。途中から小雨が降り出すがカッパを着るほどでもなく雨傘をさしてのんびり歩く。今日の宿泊地徳澤園に着くころには雨も上がり薄日がさしだす。我々だけの広い部屋、入浴そして豪華な夕食と、「のんびり穂高」にふさわしい初日の宿であった。
 
 8/20 今日の行程は涸沢小屋までの4時間。しかもその内の約2時間は樹林帯の中の緩い登り。木の間越しに屏風岩や北穂高の頂上を眺め、また足元の草花の名前を確認しながらゆっくり歩く。登山道は整備されており快適に歩け、涸沢のテント場に12時ごろに着く。周囲は前穂高とその北尾根、奥穂高、涸沢岳、涸沢槍そして北穂高の岩峰が囲んでおり、涸沢にはじめて来た参加者は、明日あの頂に登れるのかしきりに心配していた。
 今回宿泊する涸沢小屋前のテント場で昼食にする。1時間越えの昼食を終え、小屋へ行く。小屋は思いのほか混んでいた。この時期の涸沢では色々な催しが行われ混雑するが、その合間を選んで今回の計画をたてたのだが同じ思いの人が多いようであった。久々にびっしり敷かれた布団1枚に一人が寝た。隣の人の顔がいやに近く感じた。
  
 8/21 今日はいよいよ奥穂高頂上をめざす。抜けるように青い空には雲ひとつ無い。不要な荷物を小屋に置いて5時40分出発。整備された登山道をゆっくり登る。ザイテングラートという小さな尾根に取り付くと、今までと打って変わり鎖や岩が現れる。慎重に登り穂高岳山荘のある稜線のコルに着く。目の前には鎖、ハシゴが連続する岩場が立ちはだかっており、この岩場を越えた先に奥穂高の頂上がある。頂上から降りてくる人が少なくなったのを見定めて登りはじめるが、それでも下る人とのすれ違いに苦労させられた。
 頂上は混雑しているので、前穂高側に少し下った広い場所で山座同定と昼食にする。快晴で槍ヶ岳はもちろん、遠く立山、薬師岳、針の木岳やその後方に識別できない山々が重なって見えた。1時間ほど楽しんだ後穂高岳山荘まで下る。皆の意気が上がっており、計画に無い涸沢岳に登ることになった。ザックを小屋前に置き鎖もハシゴも無い登山道を快適に登る。頂上は岩の傾斜地で足場が不安定だ。ここからは奥穂高頂上から見られなかったキレットが、深く切れ込んでいるのが見えた。
 穂高岳山荘から今朝登ってきた登山道を戻り涸沢小屋へ。小屋のテラスで祝いのビールなど飲む。部屋に入ってしばらくすると雨が降り出した。昨日より布団の間隔が広くなっていた。
 
 8/22 最終日の今日は入山したコースを逆にたどって上高地へ。お風呂で三日分の疲れを取り立川へ向かった。
     
 
(記:千葉)
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