南アルプス白根三山の好展望台
                    おおがれあたまやま      たかたにやま
予約 大崖頭山2186m・高谷山1842m 
リーダー 新藤
2012年9月2日(日) 

参加者加者 L新藤文、板谷明、柴田、柴田ジュニア、和田、久保、白井、加藤正
寺田、高橋、深沢、増田、森、矢部、山下、お試し参加一人、16人 

 曇り時々雨  ピーポイント天気予報では15時から弱雨とのことだが、ストレッチ体操を始める前に雨が降り出した、慌てて雨具を身につける
 雨は小雨で降ったり止んだりを繰り返す、9時20分登山口を出発 積雪期2度、無積雪1度、鳳凰三山を縦走したが登山道に全く記憶がない(アルツハイマーか?)
 唐松の手入れされた樹林帯の中を歩くのは、とても気持ちが良く足が軽やかだ
 なだらかな山道を辿り夜叉神峠へ、クマザサに覆われた山道を程なく歩くと夜叉神小屋だ
 ここからは白峰三山の好展望だが、全く視界がない、帰路時に期待し小屋を後にする 下山する登山者にしばしば出会い道を譲ってもらう、前日から縦走をしてきた人々であろうか? 若い人達の大きな荷物を見ると、何故か羨ましい、年のせいか嫉妬心かよくわからないが闘志がわく
 樹林帯の中をしたすら歩く、一部急登な悪場があったがなだらかな道が淡々と続く
尾根筋の開けた所なら気分も爽快なのだが、天候がイマイチなのが追い打ちをかけ、少し気が滅入る
 眺望もなくましてやピークへ行っても期待できない、承知のうえだが山の選択を誤ったかと?自責の念に駆られた
 キツイ、キツイとの声が後ろから聞こえてくる、来週の天狗岳は大丈夫かな?、不安そうにつぶやく
 「大丈夫ですよ」と慰めの返事をするが、減量と少しトレーニングが必要かな、内心思う(気にしないで下さい)、かく言う私も夏バテで通常2〜3きキロ痩せるのが2キロ太った
 てつジュニアが少しばてた、大人でもそうなのだから仕方有るまい。杖立峠に着いたのは12時10分  お腹が空いたとの声、丁度良い大休止を兼ねて昼食にする、
暑さで体力を奪われるよりましだが、Tシャツ一枚ではさすがに寒い、握り飯を口に放り込み雨具を着る。
 寒いせいかみんな食事を早々に切り上げスタンばってる、予定より10分早く立ち最高点を目指す、7分ほどで木に赤いテープが巻かれた最高点に到着、何の変哲もない狭い所だ
 何とも寂しい。ここから僅かな踏み跡を辿り最後の目的地三角点を目指す
 苔、しだ、原生林が雨と相まってその様相はファンタジー!!滅多に見られない自然、来て良かった
 綺麗、きれいの歓声、苔を踏んだら可哀想、勿体ないの声、人が入って壊してはいけない所と反省
 何方か、わしゃピークはどうでもよいアプローチを味わいながら歩くのが好き、その言葉に少し救われる、私の想像していた通りの原生林、皆さんも感動してくれた。今回の山行一番の収穫と一人勝手に確信、少し安堵する
 そんな事に思いを馳せ歩くが、目的地の三角点は見つからず、これ以上の深追いは危険なので引き返す
 夜叉神小屋へ引き返して来たのが14時5分、雲の切れ間から北岳が見える、天気は上り坂だ
 もう少し時間を於けば全容が見るはずだが、バスの時間が心配、高谷山をカットし下山 登山口に15時に到着、全員怪我もなく無事に下山できたことに感謝
時間が押していたので、温泉入浴は決を採ることに、意外や全員賛成で露天風呂、実に気持ちが良い
 帰路のバス中は子供の遠足の様、何時もながらに楽しい、盛り上げて下さった方、有り難うございます
  
 追伸、夜叉神峠駐車場までバスが入れず、皆さんに余分なご負担をお掛けしたことを、お詫び致します
 南アルプス市に事前に確認しましたが、通行できるとのことでした、バスの乗降人数を確認しなかったのが私のミスです。今後このようなことなきよう十分かつ慎重に調査します、悪しからず。
 
 






(記:新藤文)

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