富士山の絶好な展望台と山頂直下はロッククライミングの練習場所
三ツ峠山(1,786m)
リーダー 鈴木義
2012年11月25日(日)

参加者 L/SU−SAN、SL/柚子、O−EI、micky_woods、KAI−KUN、
サンコウサン、てつチャン(男性7名)
フルフル、めんごチャペ、JOY−JO、なっちゃん、チャウ(女性5名) 


行程  立川駅(電車6:52発)―河口湖(バス9:00発)―三つ峠登山口(9:40着)―駐車場(トイレ10:00発)―三ツ峠山荘(11:00)―三ツ峠山頂(11:30)―屏風岩―ハ十八大師(13:12)―達磨石―三つ峠駅(15:25着)

 立川駅から河口湖まで電車で行く予定であるが、今日は富士マラソン大会が開催され、駅前は混雑が予想されるのでコースの変更を考えていた。三つ峠駅から三ツ峠山山頂まで登り約4時間以上かかるので、下山を考えると相当きつくなるため、初心者参加を考慮し計画通りのコースに戻した。
 河口湖駅に着くとマラソンランナーが多くみられ駅から湖畔にかけて、ランナーは出発準備をして軽くランニングしていた。バスはランナーに気遣いながら湖畔をゆっくり進んでゆくと、河口湖周回道路には既にフルマラソンがスタートしており沢山のランナーが走っていた。先頭は既に見えず一般ランナーが比較的マイペースで走っている。一昨年は御坂黒岳下山後にマラソン大会が開催されていたので、帰りの道路が大渋滞したことを思い出す。しかし、バスは湖畔の137号線の迂回路を走り、御坂黒岳登り口の先を進み比較的スムーズに三ツ峠登山口まで到着した。
 駐車場にあるトイレ前で出発準備を進め、三ツ峠山小屋まではジープが通る道を順調に登り、途中で不思議な現象である霜柱に遭遇した。この季節になると奥多摩で何度か見かけたが、多年草植物の枯れた茎の根元に白く氷結し不思議な形を作り出している。これは外気温度が氷点下近くで、強い風が吹かず雨や雪も降らず条件の整った時に、氷の花が出来るのは毛細管現象であるとサンコーさんが教えてくれた。
 一休憩して登り始めると山頂小屋手前に近くでは数日前に降った雪が道路に残っており、これから寒い真冬の季節を迎える。そして三ツ峠山荘に到着すると雄大な富士山が目前に綺麗な姿で構えていた。山頂下の広場に着くと南アルプスや八ヶ岳が遠くに見えて、北岳を含める白根三山には白く雪が被って素晴らしい光景になっている。
 山頂までの山道は霜解けした滑りやすい泥んこ道になっており、滑らないよう注意して登るとすぐに山頂へ到着した。ここで昼食とし富士山と南アルプス方面を眺めながら至福の一時を過ごしてから、ロッククライミングの練習場として有名な屏風岩に行くことにした。
 昔は屏風岩に何度も通った懐かしい場所であり、クライミングルートを思わず見つめてしまった。山頂に登るときには1組ほど練習していたが、既に下で休憩しており他に誰も登っていなかった。以前は休日となると50人以上があちこちのルートを登って華やかであったが、最近の傾向として、練習施設や多摩川の河原及び近場で岩の下にマットを敷いてスポーツ感覚で楽しんでいる。
 北アルプスは岩場が多く有名な穂高・北穂高・槍ヶ岳・剣岳等にこれから登りたい人は技術習得と経験を多く積む必要があり、また一般登山道でも岩場が沢山あります。
 新会員も増えたので、初級レベルの岩場の登り方やザイル・クサリ場での対処方法を、もっと実践講習で学び登りたい山を目指すためにも、来年度には講習の計画・実施をしたいと考えています。
 下山は河口湖方面には戻らず屏風岩から三つ峠駅に向かう急坂を慎重に下りて、長い落葉樹の道を達磨石まで下ると林道が見え、舗装道路を三つ峠駅に目指して歩き無事三つ峠駅に到着しました。
 帰りの電車内は富士マラソンや富士急ハイランドの人達で満席のため座ることが出来ず、電車で座れなかったことが余計に疲れを感じさせた。
 今回の三ツ峠山山行は、天候も良く怪我も体調も崩さなかったですが、帰りの電車は座れずにいたので同行した皆さん大変お疲れ様でした。

                                        (記:鈴木義)




三つ峠登山口から準備運動後出発



氷の花の霜柱(毛細管現象で起こる)



三つ峠山頂から雄姿の富士山



三つ峠の屏風岩



南アルプス白根三山



三つ峠山頂で集合写真



三つ峠山頂から下の広場



三つ峠山頂で
何を話しているのかな?





三つ峠山頂で楽しい昼食
(一人足りないよ)


八十八地蔵



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