北アルプス秀麗な鹿島槍ヶ岳を目指す展望コース
予約   爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳  
 リーダー変更 内容変更あります   リーダ 鈴木義  加藤正
2013年9月6日(金)〜8日(日) 2泊3日

参加者
1班 CL GABIBO SL ヤベッチ キョンキョン のんこ ミータン ミッキ− BE−CHAN グッチN 柚子 GIRASUN タバ
2班 L ナマチャン→KAI・KUN SL KAIKUN→GO ペコちゃん ガ−デンママ ワミ− 寺チャント O−KEI NORICHAN KINYA  ポッポ
 男16名 女6名   計22名
交通
往路(6日);バス/昭島駅→八王子駅→八王子IC→中央道→長野道→安曇野IC→大町→扇沢
復路(8日);バス/扇沢→大町温泉→大町→安曇野IC→八王子IC→昭島駅

コース
6日:扇沢/柏原新道登山口→60分→ケルン→150分→種池山荘(15:30頃到着)、
7日:種池山荘→60分→爺ヶ岳→60分→冷池山荘→80分→布引山→50分→鹿島槍ヶ岳→40分→布引岳→50分→冷池山荘
8日:冷池山荘→90分→爺ヶ岳→40分→種池山荘→100分→ケルン→65分→扇沢

9月6日(金)
 秋雨前線が大暴れし、さらに追い打ちをかけるように台風17号が上陸して温帯低気圧となり北上、通過後は天気回復傾向とみられたので実施を決定した。
 予定より早く扇沢に到着したものの天気回復のきざしなくどんよりとした曇天、今日は種池山荘まで柏原新道を約4時間の見込みで歩き出す。展望は全くない。しかし、新道周囲のしめった樹林は深みがあり、もう秋草も咲いていて、どこかしっとりとさせるものがあり、気持ちが安らぐ。よく整備された山道であり、適度の傾斜で歩き安い。久しぶりの北アルプスであり、3日間を楽しもうと思う。
 
9月7日(土)
 昨夕の天気予報では雨となっていた。しかし、朝早く、携帯電話の雨雲レ−ダ−をみると日本海に雨雲あるが、もうしばらく雨雲到来まで余裕がありそうなので、うまくすれば鹿島槍ヶ岳に登れるのではないかと期待を抱く。ナマチャンリ−ダ−は体調思わしくないということで下山するとのことであり、彼に見送られ6時出発する。
 本日も展望はほとんど得られない。黙々と爺ヶ岳山頂に登る。それでも山頂到達効果ともいうのか、参加者に笑顔が見られるようになった。昨日から同じコースを歩くツア−会社の団体客20名と一緒のコースであり、彼等が前方を歩いていく。こちらも21名の団体であり、団体が団体を追い抜きはしないことにして歩くことにする。
 冷池乗越にいたるところで振り返ると大坂のパ−テイ−15名が我がパ−テイ−に割り込んで歩いている。かなり乱暴なパ−テイ−であり、「先に行かせてください。」と声もかけずに無言で割り込んできたとのことであり、中にはザックを手でどける乱暴な人もいたようであり、一声が欲しかった。冷池山荘にて受付したり、不要な品を置いたりして30分後に山荘から鹿島槍ヶ岳に向かう。 
 もうあらかた他のパ−テイ−は鹿島槍ヶ岳を目指して登っていったので我々のパ−テイ−は他のパ−テイ−にわずらわされることなく登る。布引山にいたる山道にはかずかずの高山植物がしずかにたたずんでいた。わたしごとき花痴でも目を引かれる、花好きな人ならいつまでも浸っていたいであろう。
 毎度のことながら布引山の登りはきつい。これを越せば鹿島槍ヶ岳は近いが、山頂手前はさらに急登であり、これをこなして山頂に11時到達する。
 展望はまったくない。本来であれば剣岳、立山の雄大な展望をほしいままにする山頂であるのに、全く展望がないのが残念である。昼食を摂る頃、小雨が降ってきた。いよいよ雨雲到来であり、15分ほどで山頂をあとにする。13時冷池山荘に到着寸前で本降りの雨となってきた。
 山荘に入れば昨夜に続いて宴会を始める。談話室での宴会中のおおきな声がしずかに休んでいる人の耳をさわがせたようで遠回しなクレームを受ける。夜半、屋根を打つ雨が騒がしい。
 
9月8日(日)
 本日も午前中は雨という予報である。小雨がパラ着く中、6時すこし前に山荘をあとにする。また再び冷乗越に戻る。依然として小雨であるが、幸いなことに3日目にして鹿島槍ヶ岳が全容を表し、剣岳立山も見えだした。雲が微妙に絡む鹿島槍ヶ岳は大きく見える。そして雲は次から次へと鹿島槍ヶ岳の姿をいろいろと変えて行く。剣岳も山頂こそ望めなかったものの、三の窓はハッキリと指摘出来るし、長蔵谷、平蔵谷に雪渓をのこし雲が渦巻いて絡んでいる。
 カメラの被写体としては願ってもないシャツタ−チャンスが来ている。小雨そぼ降る縦走路は展望があり、疲れを忘れる。なんども立ち止まりシャツタ−を押す。よかった。リ−ダ−としてはこの展望を楽しんでもらえて良かったと思う。
 再び爺ヶ岳を越えて全身濡れたままで種池山荘に入り休憩する。間食を摂り、扇沢に向けて下山開始。整備された柏原新道といえども雨中下山は慎重に降る。先行するツア−会社に遭遇しないように歩くが岩のコヅコヅする石畳で彼等は休んでいて、勢いで追い越し、しばらくいったところで我々も休憩する。
 足場の安定しない石畳で先行パ−テイ−が休憩しているとは思わなかった。一旦追い越し、また追い越される愚かさである
 ケルンから通常であれば50分で扇沢であるが、ここからが気持ち的には長かった。まだかまだかと思いながら漸く扇沢に下山、迎えのバスに乗るが、全身ズブ濡れで雨具を始末するのに大わらわであった。皮肉なことに薬師の湯に入りゆったりとして気分で、またバスにのり帰宅途中、天気は回復の兆しが目立ち山は青く見えだしていた。
 
 今回の山行計画はSU−SANが自ら企画し実施予定であったが、思いもしない病のため自ら実施出来なかったのが残念であるが、今回の企画立案を感謝し一日も早い山への復帰を願いたい。
 会計報告
   収入 29,000×22名= 638,000円
   支出 バス関係費     175,200円
          バス          147,000円
          高速代 往路      11,500円
               復路       10,700円
               寸志        6,000円
 
       宿泊 種池山荘   187,000円 (22名×8,500円)
           冷池山荘   178,500円 (21名×8,500円)
           風呂      10,500円 (21名×500円)
           チャペさんおみやげ1,050円
           SU−SANお見舞5,000円
           生チャン返金  11,850円
           参加者へ返金  67,200円
       計           636,300円
 
     収支差額
     638,000円−636、300円=1,700円 アルコ会計に繰り入れる。
 
     弁当注文の方は返金分より650円×2 
             1,300円を差し引き返金しています。
                  会計 キョンキョン、のんこ、ミータン
 
(記:加藤正)



ガラ場を慎重に横切る



爺ヶ岳から冷池に向かう



鹿島槍山頂の集合写真



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