「伊豆の踊子」の舞台を訪れてウォーキングと温泉の旅 |
予約 伊豆天城遊歩道・踊り子歩道と葛城山 |
リーダ 加藤正 |
2013年21日(土)~22日(日) | |||||||||
参加者 L:GABIBO SL:KAIKUN AL柚子 AL O-KEI 1班 WOODS 寺チャント、山タカシ さすけ ポッポ、フルフル バネット 2班 サンコウ 山G KINYA MIZ めんごチャペ カヨチャン |
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計17名 |
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21日土曜日 天城遊歩道と踊子歩道 コース 天城遊歩道 湯ヶ島温泉口瑞祥橋9:40→水恋鳥広場→五所平之助監督/伊豆の踊子碑→10:40浄蓮の滝11:30 踊子歩道 水生地下11:40→旧天城街道→川端康成文学碑→12:10天城隧道→寒天橋→12:50二階滝→平滑の滝→猿田 淵→14:50釜滝→エビ滝→蛇滝→初景滝→カニ滝→出会い滝→15:20七滝温泉ホテル このところ毎年12月は暖かい伊豆への山行が恒例となっている。昨年は天城峠から猫越岳を目指して伊豆山稜線を歩いた。そして翌日、長九朗山を登った。 今年は趣を変えて文学散歩、歴史散歩として天城遊歩道と踊子歩道を歩くことにした。川端康成著「伊豆の踊子」をいく前に読んで行くこととした。 天城遊歩道は湯ヶ島温泉口の瑞祥橋から始まる。天城山の水を集めて流れる本谷川沿いを歩く。あまり歩かれていない様子である。やや荒れてもいる。それでも、浄蓮の滝を目指して本谷川を遡る。なんとなく伊豆の川は水量豊富であり、明るい。途中、与謝野晶子歌碑があったり、映画「伊豆の踊子」、五所平之助監督の句碑「踊子といへば朱の櫛 あまぎ秋」を刻んだ記念碑があった。 山屋にとっては平凡な川歩きから解放されたのは豪快に滝音を響かせて落ちる浄蓮滝に出てからだ。伊豆一番といわれる滝だけにスケールは雄大だ。癒される。 踊子歩道は小説「伊豆の踊子」の書き出しの「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すざまじい早さで、私を追ってきた。」とある天城隧道1時間手前から旧下田街道を歩き出した。 もとより往時を偲ぶよすがに乏しいが、天城越えの最難関が解消された処に天城隧道は当時の姿そのものであった。水しずくの垂れる暗いトンネルを抜けると明るい南伊豆側に出る。往時はここからさらに下田を目指し急いだことであろうが、我々は、現在の車道を歩き、いいかげんいやになったころ、河津川沿いの歩道に入って落ち着きを取り戻した。 天城山はさして高くない山であるが、豊富な樹林がしっかりと水をためこんでいるのだろうか、川の水は多く、青く、きれいである。目指すは河津七滝である。 小説「伊豆の踊子」ではこの滝については全く触れていない。七滝が公開されたのは近年であろう。まず猿田の淵に下降し七滝に向かう。釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、などを巡る。いずれも個性的であり、ほとんど1㎞くらいの中にまとまっていて、一見の価値があり、楽しませる。 踊子歩道歩きは1日だけで全部を歩ききるのは無理であり、中途半端であったが、午後3時rg@い、宿に入る。 22日日曜日 葛城山452㍍から発端丈山410㍍へ コース 河津七滝温泉8:00→湯ヶ島温泉口→大仁町大門橋→小坂8:55→10:25葛城山山頂10:50→12:00益山寺分岐12:30→12:50発端丈山山頂12:55→展望台→14:05三津長浜→18:00昭島 朝8時、宿を出る。朝一番 川端康成著 「伊豆の踊子」ゆかりの湯ヶ野温泉福田屋に向かうところ、運転者さんに誰かが連絡してあるだろうと思っていたら、連絡が徹底してなくて、バスは反対方向に走ってしまった。 2日目は富士山、駿河湾、南アルプスなどの大展望で知られる葛城山から発端丈山へと縦走することにした。 大門橋を渡り、蜜柑畑で有名な小坂の部落にてバスを下車。蜜柑畑の脇の急斜面の林道を、葛城山山頂を目指す。寺チャント氏が蜜柑採取作業をしている農家の人に「今年は豊作ですか。」と声を掛ける。挨拶替わりに蜜柑を分けてくれて、賞味した。甘い、うまかった。 作業道でもあり、林道は舗装されていて、そこを歩く。30分くらい歩き山腹周遊コースに入り、ZIGZAGを繰り返し一汗かいて山頂到達。一気に展望が広がる。富士山を中心において左右に展望がひろがり、南アルプスが白銀に輝いていた。天下の大観だ。これに優る展望はない。 ほどなくして発端丈山に向かう。なんとなく嫌らしい道を降る。方向は目的の発端丈山方向ではなく、道が違うかと思う。柚子氏が以前降ったという。間違いなしと言う。自身も以前、城山から登ったときに辿った道であることを思い出した。 やがて周回する林道に出て発端丈山方向に向かう。発端丈山山頂まで20分のところの日溜まりで昼食。山頂を目指すが、ここも急登である。急登あれば急下降ありで嫌な予感がする。やがて山頂、ここの展望も素晴らしい。前面に青い駿河湾が広がり、淡島が浮かぶ。ここも富士山展望が素晴らしい。 しばし展望を楽しみ下る。やはり急登あれば急下降ありだ。緊張、緊張、すべる、すべる。低山侮りがたしだ。 さらに緊張して下ること1時間、漸く三津長浜に下山することが出来た。発端丈山は戦国時代 北条氏の烽火台があった山だということを後で知った。 今年の掉尾を飾る山行もなんとか無事下山することが出来た。参加者に感謝、感謝。また来年の伊豆行に期待したい。 |
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(記:加藤正) |
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会計 収入の部 計343400 19000×17=323000 1200×17=20400 支出の部 計343338 バス代 105000 宿泊代(アルコール代込み) 210608 心づけ 5000 運転手宿泊代 10650 高速代 5280 返金 400×17=6800 合計 343400-343338=62 残金62円はアルコ会計に入れました 初めての会計でしたが皆さんのご協力で役目を終えることが出来ました。ありがとうございました。とても楽しい山旅でした。 今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。 会計 柴田 加藤 |
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河津七滝より
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