地図を片手に
参加表明 源次郎岳(1476.6m)
リーダー クラウド
2015年4月19日(日) 曇り

 1班 L:クラウド、AL:ミータン、GO、GIRASUN、タバさん、ココシャテル、めんごチャペ、ナグ、suerinn、TEN
 2班 AL:ワミー、AL:柚子、GABIBO、エータッチ、神ちゃん、キョンキョン、のんこ、ヨッシー、K-CHAN
 3班 SL:チャウ、AL:山タカシ、ヤベッチ、NORICHAN、さくら、ペコちゃん、ウォッカ、PIROMI、ひらさん  
合計28名

 上日川峠9:10発→中日川峠10:05→P1621m10:25/10:30→P1627m10:45→電波塔11:10/11:15→下日川峠11:25→昼食(11:45~12:15)→源次郎尾根取付き(分岐)12:35→源次郎岳13:00/13:15→分岐13:40/13:45→嵯峨塩深沢林道出合14:10→嵯峨塩鉱泉バス停14:45着

 上日川峠は相変わらずマイカーで混雑していた。ストレッチ体操の後、3班に班分けをして、総勢28名の変り者?は、他の登山者が消えていった大菩薩方面に背を向けて源次郎岳へと歩み出した。参加者全員が初めて登る山である。ルートのほとんどが破線で示されており、地形図を頼りの山行である。現在地が確認出来そうな、チェックポイントを記した地形図を各班に数枚配布し、最初のCPを目指す。
 200m位車道を行くと、僅かに砥山へと読み取れる標識があった。破線ルートの始点だ。山路は弾力がありクッションが効いて如何にも膝への負担がなさそうなのが有難い。砥山を回りこみ砥山峠のCPは判然としないまま過ぎてしまい、高度は上げているのか下げているのか、殆ど平坦な唐松林の中をゆっくりと進む。右下に新しく舗装された林道が平行し、大菩薩湖を挟んで石丸峠からの小金沢連嶺が木々の間から見える。
 一旦林道に出て林道歩きを少しして、送電線を潜った処から再び山路に入る。中日川峠である。最初は平坦であったが、初めての登りらしい登りを10分位で終えると、1621ピークに着き、休憩する。
 再び路は平坦となるが、それでもゆっくりと歩く。雪で折れた唐松の小枝が足元で邪魔をする。それだけ訪れる人が少ないと云う事だろう。左下に苔生した岩が転がり、僅かに水が確認出来る沢が突き上げて来た処がP1627のゴーロ沢の頭だった。ここから少し下ると、前方に電波塔が見える。
 電波塔の広場に着き休憩。先程より降出した小雨が気になる人には雨具を用意して貰い、ここから管理用の林道を少し進む。林道が左に大きくカーブした先に山路を見つける。ここが下日川峠だ。メンバーも良く地図をみている様だ。直ぐに作りかけの林道に山路を寸断され、少し戸惑い乍らも右と左とを確認すると、左数十メートル前方にテープがあり其処から山路は続いていた。
 この辺りは至る処に熊の痕跡があり、山深さが感じられる。少人数では怖い山域である。
 雨も心配されるので、小雨位は気にならない適当な木の下で30分ばかりのランチタイムとした。
 昼食後の登りは少し応える。源次郎尾根の分岐に着くと、初めてハッキリとした源次郎岳への標識が右方向を指している。ここから痩せ尾根となり60m位の標高差を一旦下って、また登り返す。始めてメンバーのぼやきが聞こえる。今日はアルコ独占だろうとの思いが破られ、ここに来て一人の登山者に出会ったのには驚いた。頂上間近に、このルートで唯一の登山道らしく整備されたロープの張られた急登を越えて、僅かに下った前方の、木々が伐採されて広く平らな処が山頂であった。ここでも今日二人目の先客が居り、聞くと塩山から登ったそうだ。三角点の横に源次郎岳の山名と標高が書かれた標柱が立って居り、それを囲んで全員が初登頂の記念写真に納まり、15分位留まった頂上をあとにした。おそらく再び訪れる機会があるかどうか?と思い乍。
 下山は、来たルートを再び下って登って分岐まで戻り、そのまま尾根を直進して嵯峨塩鉱泉へと向かう。ここからは所々にテープの目印がありルートファンディングが楽だ。嵯峨塩深沢林道を横切ると嵯峨塩鉱泉も近い。牛奥の畑が見えて来たところから尾根を離れて、左側の斜面へ続く路を下ると、嵯峨塩館に辿り着きここで一応解散とした。
 
 追記、今回の山行は普段から地図を見て歩く事をテーマに計画したが、その意識が少しでも芽生えたかどうか?。また、面白いことに、出発地点の上日川峠の標高が1580m、目的地の源次郎岳の標高が1477mと低く、登山でなく、降山とでも云うべき特異な山行であった。


 
芽吹き前の唐松林の中を



全員が初登頂の頂に集結
 



恐竜と下山途中に遭遇
 


 
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