鎮魂の御嶽山へ、人気の五の池小屋へ泊まろう |
【予約】 御嶽山 (3067m)(日本百名山) |
リーダー Bea |
2020年2年7月30日(木)曇時々小雨〜31日(金)強風雨後晴れ |
L:Bea、SL:ワミー、毎ちゃん、会計:デコちゃん |
男性1名、女性3名 合計4名 |
往路マイカー 昭島6:00→八王子IC→伊那IC→御嶽ロープウェイ駅9:40 復路マイカー 御嶽ロープウェイ駅13:30→道の駅→伊那IC−八王子IC→昭島17:00解散 初日 10:10飯森高原駅⇒七合目行場山荘⇒11:50八合目女人堂⇒石室山荘⇒14:20九合目覚明堂⇒二の池本館⇒賽の河原⇒15:40摩利支天乗越⇒16:10五ノ池小屋(宿泊) 二日目 7:00五ノ池小屋⇒7:30魔利支天乗越⇒7:45賽の河原避難小屋⇒8:20二ノ池本館8:35⇒9:15剣ヶ峰9:35⇒10:10九合目石室山荘10:30⇒11:30八合目女人堂11:45⇒12;40行場山荘⇒12:50飯森高原駅 夏山山行の第1弾として2014年に噴火した木曽・御嶽山を選択。人気の五ノ池小屋に泊まりたいという要望から7月、9月の二回に分けて実施。初回はコロナ禍対策のシェラフ・マット持参がネックとなったりして8名⇒4名となりました。止む無くジャンボタクシーからマイカー利用に変更して昭島駅前を30分早めて出発。曇り空の中央道から青空が見える木曽街道に入り、信仰の参道を進むと石碑だらけの幽玄な林道となってロープウェイ駅に到着。山頂側の飯森高原駅で身支度を整えて予定より1時間早く登山開始。 7合目行場山荘から木道階段になりました。空気の薄い3000mの高山のため、ゆっくりと登ります。ガスと小雨と時折り青空の天候で、虫も無く意外に涼しい中、少い登山者・白装束の御嶽講登拝者達とご挨拶。八合目女人堂には20%増しのアルコペースで到着。ここで山頂方面の展望が開けます。事前に車内で昼食を済ませましたが、ここで20分の腹ごしらえを摂りました。やはり三ノ池コースは立入禁止のため遠回りの9合目に向かいます。 徐々に石ゴロゴロの急斜階段となって30分毎に休憩しながら御嶽山の核心部・数々の霊神碑の間を登ります。メンバーに酸欠や眩暈、霊の影響?が見られたためペースダウンとなって貯金が無くなりました。やっと稜線に到達してほっと一息。この先は水平移動となってガスと小雨の中、火山灰に埋もれた二の池、幽玄な雰囲気の賽の河原を順調に通過。しかし、五ノ池へのトラバース道は崖崩れで危険との事。止む無く摩利支天乗越を選択したため20分程の遠回りで五ノ池小屋に無事に到着。早速にマスク着用でチェックイン。増築された二階に入り、一人二畳のスペースに寝具を広げたが、窓枠が少し開けられたりして風が流れる涼しい室内でした。 狭い食堂と喫茶エリアでくつろぎながら夕食を待って5時30から鍋うどん定食を美味しく頂きました。正面の五ノ池−摩利支天山のガスが消えるのを待って小屋周辺を散歩。小屋のテラスは畳敷きやデッキチェア等が並んでくつろぐ工夫が一杯。継子岳−四ノ池、背後に乗鞍岳、三ノ池−剣ヶ峰などの景観がガスの合間に見られたが、夕焼けと星空は厚い雲で見られず。ここで天気予報が変わって降水確率60%となり、夜半から豪雨と強風が吹き付ける音が響き渡りました。明日はコースカットが必須になりますが、何が何でも剣ヶ峰は登りましょうと宣言して20時に就寝。 翌朝は強風と豪雨の音が鳴り響いて4時に起床。シェラフから出るとやはり冷え込んだ室内でした。荷物を整理しながら朝食を待ちます。6時に食堂に行くと今度は天気予報が0%になっていて回復傾向のようです。朝食後、7時出発時もまだ風雨が吹き抜けます。ここで雷鳥の親子が見られてラッキーでした。 継子岳ピストンはカットして小屋裏の飛騨山頂神社で記念撮影。最初の摩利支天乗越へ強風に耐えながらゆっくりと登ります。乗越も風雨のため摩利支天山ピストンをカット、剣ヶ峰登頂を目指して賽の河原へ下ります。入口の扉が無い賽の河原避難小屋で身支度を確認。意外に遠い登り返しで二の池へ到着後、二の池本館の無料休憩室でホットコーヒーで暖まりました。 いよいよ剣ヶ峰への登りに入り十字路を右折すると徐々に青空が見えてきました。周囲も青空となって皆さん幸運に感謝しながら霊神碑が立ち並ぶ山頂へと登ります。山頂小屋の撤去工事場を通って山頂直下の避難シェルターに到着。死者・行方不明者63人の犠牲者が出た噴火慰霊碑に黙祷します。ザックを置いて強風が吹き抜ける御嶽山最高峰剣ヶ峰山頂へ急階段を登り、御嶽神社奥社に参拝。記念撮影後、パノラマ展望で日本最高峰の高山湖一の池、二ノ池と北端の継子岳、南側には王滝山頂と噴火口近くが見えました。独立峰としては富士山に次ぐ2番目の高さの御嶽山。多くの犠牲者が出た噴火から6年、やっと鎮魂の頂きに登ることができました。あの日は上高地・霞沢岳山頂から噴火煙を見てあれは何?と理解できず、徳本小屋に降りて噴火災害と知りました。 御朱印を頂いた後にゆっくりと下山開始。右下に見える王滝頂上は明日初めて参拝が解禁されるとのこと。規制中の王滝頂上から剣ヶ峰まで登った方は罰金を取られたそうです。9合目の石室山荘まで一気に下りました。お汁粉等を頂きながら雨具を脱ぎます。少し身軽になって8合目に下ると晴天を見越した多くの登山者、白装束登拝者とすれ違いました。ヘルメット持参も見受けられます。長い下りではしつこくへりが二機飛び回ってうるさい程でした。 8合目女人堂でお昼を摂りました。登ってきた剛力さんとご挨拶。空身の御嶽講参拝者の荷物で80kgはありそうです。最後の7合目へは痛んだ木階段が意外に歩きにくく風のない樹林帯で長く感じました。行場山荘から左折してまもなく飯森高原駅に帰着。気持ちの良いスキー場をゴンドラで下って駐車場で無事に山行終了。近場の日帰り温泉に向かうと休業で残念でした。帰路の道の駅で地元野菜を仕入れて昭島へ向かいます。諏訪湖SAでの入浴を検討しましたが、中央道がスムースに流れていて帰宅を選択。アルコでは過去に骨折事故があった御嶽山ですが、事故なく17時前後に昭島駅で解散できました。 9月の御嶽山も迂回路が使えないため出発時間を早める予定です。 会計報告致します。 収入 参加費 17,000×4名=68,000 キャンセル料 1,000×4名=4,000 合計 72,000 支出 マイカー出庫手当 4,000 運転手 3,000 ガソリン代 4,300 高速代往復 4,490×2=8,980 ゴンドラ往復 2,340×4名=9,360 五ノ池小屋宿泊費 10,000×4名=40,000 各人へ返金 500×4名=2,000 残金 360 アルコ会計へ 合計 72,000 |
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八合目の石仏群 |
九合目を乗り越えて二の池を通過 |
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濃霧の五ノ池小屋に無事に到着 |
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鎮魂の剣ヶ峰山頂へ |
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予報通りに快晴の山頂にて |
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噴火口は山頂の裏手です |
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