鎮魂の御嶽山へ、人気の五の池小屋へ泊まろう
   【予約】  御嶽山 (3067m)(日本百名山)
リーダー Bea  
2020年9月4日(金)〜9月5日(土)

L:Bea、SL:サンコウ、会計:れん・ジル、ロコ、ヨシゾー、B−chan
男性4名 女性3名 合計7名

 
9月4日(金)曇り後小雨
 Jtax 昭島駅6:30→八王子駅前→八王子IC→伊那IC→御嶽ロープウェイ駅10:50
 
11:20飯森高原駅→七合目行場山荘→12:40八合目女人堂12:50→14:00石室山荘14:10→14:30九合目覚明堂→二の池本館→賽の河原→15:10賽の河原避難小屋15:20→15:30摩利支天乗越→16:00五ノ池小屋(宿泊)
 
 夏山山行第3弾として2度目の木曽・御嶽山を実施。前日に会長が家庭の事情でキャンセルのため7名参加。直前まで台風9号と記録的な10号の狭間で天気予報と睨めっこしながら実施を決めたが、現地到着前に王滝村で豪雨に遭遇して焦りました。幸い御嶽ロープウェイ駅では晴れ間も見えて飯森高原駅に到着。体操後、昼飯は行動中に補給とし、雨具無しで出発。前回より1時間遅れですが30分に5分休憩で五ノ池小屋16時到着が目標です。
七合目行場山荘から長い木道階段をゆっくりと登り詰めます。虫も無く涼しい中、八合目の女人堂手前辺りから小雨になりました。下山者に聞くと山頂方面は小雨で雷が一回だけ鳴り響いたとのこと。女人堂の小屋にお邪魔して本格的に雨具を着用。トイレ休憩後、九合目を目指して岩道の急登に挑みます。数々の霊神碑の間を登っていくと、麓側の展望は見え続けて不思議な景観です。急な岩場の手前で休憩し、あと二頑張りと思いましたが間もなく石室山荘が見えました。石室山荘で休憩とし、ここで前回の行動時間に追つきました。午後4時到着が見えましたので五ノ池小屋への電話連絡は省略できました。
 休憩後に石室山荘を出発。最後の石段登りを頑張って九合目覚明堂を通過、やっと稜線が見えてきました。稜線を右折して二ノ池方面に向かい、二の池−三ノ池方面の大展望が広がりました。この先は火山灰に埋もれた二の池、幽玄な雰囲気の賽の河原へと下りになります。少し登り返して賽の河原避小屋で休憩。扉が補修されています。小雨に濡れて稜線の風で体が冷やされたようで、温かい飲み物などを補給しました。最後の頑張りで摩利支天乗越を登り詰めると、眼下に五ノ池小屋−継子岳の大展望が広がりました。濡れた岩場を慎重に下ってハイマツ帯に出ると目の前を雷鳥がトコトコと歩いていてビックリ。初めて見たメンバーもいて数分間観察して幸運に感謝。予定の午後4時に五ノ池小屋に到着。雨が止んでガスも消え明るくなりました。
 マスク着用でチェックインし、今回は新築の一階になりました。各自に一人二畳のスペースで荷物整理と濡れた雨具類の乾燥室持ち込み。後は5時の夕食までフリータイムでストーブ周りの喫茶コーナーで暖まりながら飲酒や談笑でまったりしました。宿泊者は前回の半分ですが、素泊まり客が多いようで午後5時から少人数で夕食。具沢山の煮込みうどんを美味しく頂きました。食後は晴れた小屋周りで展望を楽しみながら夕陽を待ちます。水平線は雲に覆われたままで残念。夕焼け雲とテラスのランタン等を撮影して過ごします。喫茶コーナーでは焼き立てピザが人気で、皆さん美味しく頂いていました。乾燥室では強力なバーナーであっという間に乾いてしまい感激です。
 消灯前の星空観賞では満月と雲の明るさで星座は見られません。明日は昼過ぎまで快晴が期待され台風の影響は無さそうです。朝食弁当を受け取って午後8時30分に消灯。各自に持参したシェラフ・マットの寝心地はどうでしたか、9月の冷え込みを心配しましたが、それ程ではなかったようです。
 
 9月5日(土)晴れ時々ガス
Jtax 御嶽ロープウェイ駅14:40→けやきの湯→コンビニ→道の駅→塩尻IC→八王子IC→八王子駅前→昭島駅20:30解散
 
6:00五ノ池小屋→6:30継子岳6:40→7:00五ノ池小屋7:20→8:00魔利支天乗越→8:20魔利支天山8:30→8:50魔利支天乗越→9:20賽の河原→9:40二ノ池ヒュッテ9:50→10:40剣ヶ峰10:55→11:15九合目覚明堂→11:30石室山荘・昼食12:00→13:00八合目女人堂13:10→14:05七合目行場山荘→14:15飯森高原駅
 
 早朝3時に空を確認すると満月が隠れて星空観賞ができました。5時の起床前には皆さん荷物整理を始めたようです。5時20分の日の出を待って写真撮影。台風通過後の澄み切った朝日を3000mから鑑賞後、各自に朝食と出発準備。6時に小屋前に集合して最初のピーク・継子岳に軽装で出発。
 素晴らしい快晴の大展望に皆さん元気です。コマクサも保護されて所々に咲いていました。緩やかな稜線を進んで継子岳2859mに到着。360度の大展望を楽しみ、遠くは乗鞍岳の背後に北アルプスの稜線。中央アルプスの背後に富士山の頂がチョッピリ見えました。
 小屋に戻って装備を整え、次の摩利支天山に向かって摩利支天乗越を頑張ります。乗越からは軽装で意外に厳しい岩尾根を登って二つ目の摩利支天山2959mに登頂。狭い山頂で大展望を楽しみます。周囲の山小屋にヘリが荷降ろししています。徐々に剣ヶ峰方面にガスが湧いてきました。乗越に戻って荷を背負い、最後の剣ヶ峰に向かいます。賽の河原に下ってから二ノ池ヒュッテに登り返し、トイレ休憩。二ノ池−剣ヶ峰方面はほぼガスに包まれてしまいました。
 泥に埋まった二ノ池から最後のピーク・剣ヶ峰に登ります。十字路を右折すると木道階段は大勢の日帰り登山者で混みあっています。意外に御嶽講の登拝者は見られず台風の影響でしょうか。一休憩でシェルター広場に到着。
 慰霊碑に手を合わせてから急階段を登って奥社の剣ヶ峰3067mに登頂。周辺はガスに包まれて展望はほぼ見られず残念でした。前回と逆のパターンでしたが今回は三峰登頂を達成できました。台風に翻弄されながらも実施して正解でした。社務所は閉じていて今日は御朱印が頂けないようです。山頂碑で記念撮影後、昼食を予定していましたが、石室山荘希望とのことで直ちに下山開始。噴火被災の慰霊地では落ち着かないようです。
 ガスに包まれながらとっとと急な石階段を下って九合目覚明堂を通過。石室山荘に到着して各自にうどん、ラーメン、おでん、お汁粉、小屋弁当でゆっくりと昼食を楽しみました。小屋のちらし弁当は具が少ないかな。30分後に女人堂へ向かってさらに急石階段を下ります。ここからは太陽に晒されて暑くなりました。快晴を見越した登山者が次々と登ってきます。ヘルメット持参者は一部のようです。ここも一休憩で八合目女人堂に到着。少し冷えたラムネが人気でした。
 休憩後、一番嫌な痛んだ木道階段を下ります。所々補修されていましたが全補修はかなり先のようです。各所で登山道整備の方達を見掛けましたが、ご苦労様です。風のない樹林帯では虫が纏わりついてきました。七合目行場 山荘まで長く感じます。七合目を左折してほっとしました。間もなく飯森高 原駅に到着して直ちにマスク着用でゴンドラに乗車。快晴のスキー場をゴンドラで下って駐車場でジャンボタクシーに合流。予定時間ピッタリに山行を無事に終了し皆さんの運に感謝です。
 荷物をまとめて近場の日帰り温泉に移動。1時間の温泉入浴中に周辺は豪雨と雷になりました。午後の雷雨を避けられて幸運でした。帰路はコンビニで夕食、道の駅で地元野菜を仕入れて車内で食事しながら昭島へ向かいます。
 時間ロスとなる権平トンネル迂回路を避けるため、伊那ICから塩尻IC利用に変更しました。途中の奈良井宿では石黒氏のサービスで古い町並みを徐行しながら見学通過。塩尻ICから中央道を走行、大月辺りから豪雨が続いて激しい水飛沫となり、高速道閉鎖かとヒヤヒヤしました。幸い台風の影響か小仏トンネル渋滞は無く、雨の止んだ昭島駅に帰着して解散できました。
 サブリーダー、会計、参加の皆さんお疲れさまでした。
 これでコロナ禍での夏山山行、御嶽山−南八ヶ岳縦走−御嶽山が無事に終了しました。  
 
 会計報告 
   収入 参加費 26,000×7名=182,000 
       キャンセル料 1名 ※(前日キャンセル+寄付)13,000
       計195,000
   支出 ジャンボタクシー (使用料、高速料、宿泊料) 105,000
       ゴンドラ往復 2,340×7名=16,380
       宿泊料 9,300×7名=65,100 
       入浴料 450×7名=3,150
    返金 700×7名=4,900
       残金 470 参加者の了承の下、アルコ会計に繰入れ致します。
   計195,000
   
 ※会則第16条 (3)バスハイキングの解約金(キャンセル料)前日3,000円
           (4)宿泊を伴う場合は別途山行計画書に記載する
 
 

9合目の石室山荘を目指して核心部急登を頑張ります



順調に歩いて賽の河原で集合写真



五ノ池小屋に予定の午後4時に到着


;

緩やかな継子岳山頂にて


 

岩だらけの摩利支天山山頂にて


;

御嶽山最高峰・鎮魂の剣ヶ峰にて


  計画へ