甲斐小泉駅10:30→三分一湧水10:45→ 信玄棒道出発点→10:50→富蔵公園11:03→女取湧水分岐11:10→坂東七番聖観世音11:40(昼食)〜雷雨により別荘の車庫で待機〜白樺別荘地発12:03→コンビニ12:50→小淵沢駅13:45到着
いわゆる「信玄の棒道」とは、戦国時代に武田信玄が信州(現長野)を攻略するために整備した軍用道路と言われている。上、中、下の3本の道があったといわれているが、現在確認できるのは上の道の一部である。その道筋は、韮崎市から須玉、長坂、臼井沢、小荒間、小淵沢を経て富士見町茅野、諏訪の大門峠までである。今回は、この「上の道」の棒道の一部と小淵沢駅までの約8.5キロの区間のウォーキングである。
小海線の甲斐小泉駅前で準備体操とコース説明などを行って出発した。途中、平山郁夫シルクロード美術館の前を通り「三分一湧水」に立寄るこの三分一湧水は、武田信玄が3地域に湧水を分水したことで有名で名水百選にも選ばれている。この湧水を見張る小荒間口留番所跡を過ぎると西国27番如意輪観音座像と案内版がある地点から棒道へ合流する。
しばらく住宅地の舗装道路を歩くがやがて砂利道の森林帯に入る。道は平坦で歩きやすく、辻々に西国33所や坂東33所観音霊場を模した石仏観音が立ち並んでいて歴史ロマンを感じさせる。棒道橋を渡ると急に涼しくなる。 前夜の雨で石の上は滑りやすいが全体的にしっとりしていて、「いいね、いいね、涼しいね」言いながら先へ進む。やがて女取湧水分岐に差しかかった頃から雲行が怪しくなり、時々雷が聞こえるようになってきた。棒道を横断する女取川の枕木の橋を渡り、しばらく行くと砂防ダムの先に防火帯の広い道に出る。空模様を考えて早めの昼食にする。ところが食事を始めた途端ポツポツときた。そして直ぐに大きな雷の音がしてザーッと大粒の雨が降り出した。
食事を中断して急ぎ近くの別荘の車庫を雨宿りとしてお借りする。10分ほどして雨が小降りになったが、棒道がドロドロなので別荘地の舗装道路を歩き始めた。途中の「道の駅」から小淵沢駅へバスとも考えたが、間に合いそうもないので、コンビニに立寄り、トイレ休憩等をした後、小淵沢駅まで歩き通した。
今回は、コースの途中で雷と雨でウォークを中断して、予定外の道をあちこち歩きましたが、結局、計画通りの時間で小淵沢駅に到着し、復路の予定時間で帰ることができました。参加の皆さんのご協力のお陰です。
感謝、感謝。
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