里山に残る日本版シルクロードの道
「絹ノ道」ウォーキング
リーダー  KAIKUN
2023年2月8日(水) 天候 晴れのち曇
1班 L:KAIKUN、AL:ヤベッチ、GABIBO、ココシャテル、キョン、キョン、トット、リリ、フジちゃん
2班 BL:Ber、AL:柚子、O-KEI、なっちゃん、みねちゃん、のんちゃん、ユリちゃん、KAN
男6名 女11名 計17名
京王線長沼駅9:50→長沼公園10:00→公園展望台10:20→光照寺交差点10:30→白山神社10:45→大塚山公園11:40(昼食)/12:10発→八王子市絹の道資料館12:25/13:00→小山内裏公園13:40→京王線 多摩境駅14:15
 
 「絹の道」は幕末から明治にかけて輸出用生糸が八王子から横浜港に盛んに運ばれた街道(浜街道)の一部である。その生糸取引で財をなした「鑓水商人」が多く住んでいた鑓水の山中に「絹の道」と刻まれた石碑が残っている。
 八王子市が1990年に絹の道とその一帯を保全する目的で建設した「絹の道資料館」は鑓水商人の家を復元して作ったものである。その建物と資料には往時を偲ばせるものがあるので今回のウォークの目的の一つにした。
 八王子駅からではウォークコースには少し短いので、八王子発見物語全21コースの中から「長沼公園と絹の道コース」を選定し実施した。
 長沼駅南口広場で準備体操と簡単なコース説明した後出発した。10分程で野生の動植物の宝庫と言われる都立の長沼公園に到着する。公園のクヌギ林の霧降の道を登り八王子市との境になる野猿の尾根道に至る。ここが公園の展望園地でここからは日野市や八王子市遠く奥多摩や秩父の山々などが見渡せるはずだったが今回は雲が出ていて山々の景観を観ることができなかった。さらに尾根道を進み公園西側の出口から八王子市の絹ヶ丘団地にある白山神社へ入る。休憩とお参りをした後次の目的地である大塚山公園(213m)へ進む、この野猿街道沿いの一帯はひと昔は丘陵地帯であったが今は大きな団地になっているその団地の間を抜けた先が大塚山公園である。ここで昼食にした。
 公園の頂上には、かっては曹洞宗の道了尊を祀った道了堂という建物があり、生糸貿易で大儲けをした鑓水商人が芸者を揚げて祝をしていた場所だといわれる。しかし電車の普及等で「絹の道」貿易が廃れて建物も使われなくなってしまった。その後、古びたままで残った道了堂の周辺で諍いことが続き、いろいろな噂が立ったので八王子市が堂を取り壊して周辺を整備し現在に至っている。
  雲が広がり冷たい風が吹いて来たので、昼食を早めに切り上げ絹の道を下り「絹の道資料館」に入った。約30分ほど休憩も兼ねて見学したが、平屋建てながら当時の養蚕農家ように天井が高く、いわゆる入母屋造りの屋根と石垣もさすがである。ゆっくり時間を取って見てみたい建物である。
  その後、鑓水の団地、鑓水公園そして都立小山内裏公園を抜けて、町田市の京王線多摩境駅までの約9k(3時間)ウォークし、次の橋本駅で解散した。
 BL、AL、記録なっちゃん 有難う御座ました。参加の皆さんご苦労様でした。
 

 
長沼公園から八王子・日野方面


 

大塚山公園・絹の道にて



絹ノ道資料館にて



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