巨大な船を思わせる西上州の名峰
【予約】  荒船山(経塚山)1423mハイキング
リーダー  Bea      
2024年6月29日(土)曇りのち晴れ 

(L)Bea、(SL)フラット、(会計)スゲちゃん、(会計)ワンコ、れん、KAN、ビット、Kinya、(警笛係)ユリ
女性4名、男性5名  計9名

交通:JT(石黒ワゴンタクシー)利用
往路:昭島駅6時30分→青梅IC→下仁田IC→9時00分荒船不動駐車場
復路:内山峠14時00分→道の駅→下仁田IC→青梅IC→拝島駅17時10
分(7名)~昭島駅17時20分(2名)
 
9時00分荒船不動1040m(トイレ・準備)
9時15分荒船神社記念撮影後出発
9時55分星尾峠1240m・休憩
10時20分経塚入口・休憩
10時35分経塚山1423m・休憩
10時50分経塚入口
11時25分艫岩展望台1331m・ランチタイム
12時05分艫岩下山開始
12時30分一杯水1236m
12時55分鋏岩修験道場跡1181m・休憩
13時40分内山峠1063m
登り標高差380m、下り標高差353m、歩行距離7km、歩行約4時間
 
 人気の200名山・荒船山へ予定通りに出発。関越道の自然渋滞の影響で15分程ロスしたが、下仁田ICから一般道に入る。昨日の雨上がりで雲が垂れ込めているが、徐々に青空が見られてくる。一般道から舘ヶ沢の林道大沼線に左折して進むと集落の先で土嚢による通行止めに出くわした。消防団の方達に聞くと村の避難訓練で午前中は通行止めとのこと。石黒ドライバーがタクシーの営業妨害になるため通過させてほしいと交渉。登山口往復で15~30分待ってほしいと申し入れて許可をもらい一安心。自家用車では通れなかった可能性にヒヤリとしました。狭い林道を進んで荒船不動駐車場に無事に到達できて幸運でした。やはり先行車は無く、引き返した方が居たかもしれません。我々が下車して速攻でワゴンタクシーは下山口の内山峠へ向かった。
 西麓に鎮座する「荒船不動」は修験の拠点であり、今は経塚山へ最短登頂できる登山口です。荒船不動の御本尊は空海による作品で、川中島の戦いの折に、武田信玄が戦場からこの地に移したと伝えられていて「出世不動尊」とも呼ばれており、仕事運アップや合格祈願の御利益があるとのこと。無人と思われる荒船不動の古びたトイレに立寄ったがペーパーもセットされて問題なく利用できました。登山準備後に荒船出世不動尊に参拝すると濡れた石段で滑って転倒。幸いダメージは避けられたが、背中がベッタリと汚れてしまった。雰囲気のある不動尊前で記念撮影してほぼ予定時間に出発。昨日の水溜まりが残った登山道を進むと淋しい樹林帯となった。安全のためユリさんが熊除けの笛をまめに吹き鳴らしながら進みました。ペースを調整しながらジグザグ道を進むと星尾峠に到着。休憩と衣類調整後に沢筋を進むと傾いた鉄板橋に出ました。慎重に通過して第一関門クリア。いよいよ階段が崩れた本格的な急斜面になって一汗掻きました。登り詰めると平坦な経塚入口に出ました。休憩後に右折して経塚山への急坂となりました。ここで初の単独者とご挨拶。ひと頑張りで荒船山の最高点、経塚山頂1423mに到着。ここは荒船山の舳先に位置して古びた祠がある。記念撮影していると二組三人の登山者とご挨拶。コースタイムより20分程先行していたが、混み合う前にと早めに艫岩展望台に向かいました。
 以後は内山峠からのすれ違いが数組続きました。経塚入口を右折すると平坦な山頂部が続く雑木林で、中ほどには水が湧いて小さな沢を成しています。右手にクリンソウ群生地の標識があって立寄りました。盛りは過ぎましたが所々に可憐なクリンソウが咲いていて幸運でした。その先に荒船山神社奥宮と水神社がありました。周辺にテーブル部の最高峰P1356mがありますが、表示看板類は見られずに諦めました。徐々に木々の間に青空と日差しが見られて快晴となったようです。相沢・三ツ瀬分岐を直進すると間もなく艫岩避難小屋が見えてきました。その先が開けて艫岩展望台1331mに到着。快晴の大展望が広がって妙義山など上信越の数多くの名山を眺められ、下方には国道254号が走っている。残念ながら最奥の北アルプスは雲に隠れていて残念。ここで20名程の登山者の合間に座ってランチタイムとする。
 ランチ後に先週も転落死亡事故が発生した高さ200mの大岩壁を避けて、艫岩の上に設置された「艫岩展望台」の山座同定盤にて集合写真を撮る。次々と登山者が訪れる展望台をゆっくりと出発すると近くにクリンソウの小さなお花畑が見られました。艫岩のピークから下山道を降り始めると岩壁に削られた階段ルートに沢水が流れてスリップ気味となって緊張しました。滑落・転落注意で慎重に下り続けて小滝の様な一杯水に出ました。気になる沢水のパイプ飲み口はパスして下り続けます。次のポイント・鋏岩修験道場跡で岩壁と岩穴前で休憩と記念撮影。ここから岩壁の登山道は少なくなって雑木林の稜線になりました。小さなアップダウンが続いて蒸れた暑さで風が欲しくなります。内山峠下山路はほぼコースタイム通りに進んで無事に内山峠駐車場に到着。予約より30分程早く石黒号と合流できました。
 駐車場のトイレに立寄って出発。下り途中の二箇所で荒船山の全景ポイントにて撮影。国道に合流すると真夏の様な暑さとなりました。下仁田町に入ってから早速にコンビニ立寄りで喉を潤します。上信越道手前の道の駅で野菜や果物を各自に購入して高速道に入りました。順調に関越道を走行しましたが、入間IC周辺の渋滞に巻き込まれてロスタイムとなりました。石黒号の迂回路作戦でクリアして17時過ぎに拝島駅と昭島駅で流れ解散。曇り予報が一転して梅雨の合間の快晴となり、程好い涼しさと暑さの快適な山行となりました。サブリーダー、会計さんと参加の皆さんはそれぞれに200名山を楽しまれたことと思われましたが周辺には岩場付きの山々が点在しています。機会があれば歩きたい山域ですので安全と熊に注意して楽しみましょう。お疲れ様でした。




会計報告
 収入 ¥56000
     ¥6000×9=¥54000
      キャンセル料 ¥2000
 支出 ¥54760
     JT代金 ¥50000
     高速道路代 ¥2380×2=4760
     残金 ¥1240
     1人¥100バック ¥340アルコへ



荒船山最高峰の経塚山1423mにて


 

大展望の艫岩展望台1331mにてランチタイム



鋏岩修験道場跡にて


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