夏山 百名山を二つ登ろう |
日本百名山 白山(2702m)と荒島岳(1523m) |
リーダー 加藤正 |
2008年8月7日(木)23:00〜10日(日) |
参加者: |
1班L加藤(正)、SL森、高橋(恭)、内田、飯草、野口、山田 2班L和田(富)、SL平田、加藤(利)、古川、遠藤、矢部、荒木 3班L生澤、SL寺尾、渡辺、小川、引馬、加藤(由)、小泉、阿部 白山は計22名 荒島岳は飯草、阿部き不参加で計20名 |
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8月の安定した天気に恵まれ、8日から10日にかけての白山と荒島岳は22名の参加を得て、無事終了し、今夜10時過ぎに帰宅しました。 7日に加賀の白山に向けてバスにて出発する。関越から上信越道を経由、北陸道を行く。 早朝8時に登山口の別当出合に着く。寝不足で重たい身体を運び、砂防新道を経て室堂を目指す。暑い、暑い。直射日光を浴びての登山であり、体力を消耗する。歩行も乱れがちとなりつつもなんとか全員が甚之避難小屋に至る。ここでの水は冷たくて生き返る思い。 ここからしばらくで南竜道分岐に至る。分岐の回りはミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロなどの高山植物が迎えてくれる。ここからは至る所で高山植物がさきみだれ登りの苦労をわすれさせる。特徴的な岩、黒ボコ岩にいたると、それまで曇り空が一転青空をのぞかせ、白山の全容があらわれる。午後からの天気は回復しそうであり、22名という人間が期待していた白山であり、天気好転は幸先がいい。 弥陀ヶ原から五葉坂を登ると室堂センターはすぐだった。 午後3時に自然観察員による観察会に参加する。白山の歴史、花の名の由来、花の観察などを聞く。黒百合は遠目ではそれなりにしおらしいが、のろいの花との解説であり、ややイメージが狂う。イブキトラノオ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、コバイケイソウ、イワギキョウなどなどでその他大半は覚えきれなかった。あらためて教えられてみれば花に多少興味が湧いてきた。すこしは人に花の名を教えられるように成りたいものだ。 いつもの呑み会をひらき明日の天気を期待して就寝。 9日、天気はよし。白山の最高峰、御前ヶ峰のご来光を見にでかけたもの2名がいたが、大半は6時半から御前が峰をめざす。天気は良好であり、登るほど視界が広がり、頂上2702b御前ヶ峰からの展望は今ひとつの展開であったが、充分に堪能する。
今日の目的は高山植物ももちろんであるが、火口湖である大小の御池巡りである。頂上を下り油ヶ池、雪渓を抱えた紺屋ヶ池、そして最大の翠ヶ池の群青の湖面に魅せられる。 昔、昔のその昔、加賀の白山に登るのは大変な労力であったと思うが、この池巡りの神秘的なたたずまいには神々しいものを感じたことだろう。白山神社の神域であり、御池巡りすることで、身心ともに清められたことであろう。そう白山は神の山であった。神域を歩き、高山植物を楽しんでいるのだ。翠ヶ池の近くのチングルマの群落は見事であった。 下山の時も近い。室堂に戻る道すじにハクサンコザクラをみた。昨年、妙高火打で覚えた花であった。 帰路は観光新道を下る。花の盛りを迎えているこの観光新道の下りもたのしかった。 別当出合に戻り、バスにて、今夜の泊りである白山白峰温泉の民宿に入る。 18名が一度に入れる温泉に出かけ、民宿に戻ってまた宴会となる。 10日、今日も天気はいい。3時起床、3時半出発。 朝、5時すぎ荒島岳を目指して勝原登山口のスキー場のスロープを上る。涼しいうちにかなりのところまで登ってしまおうと思い5時出発となったが、ブナの樹林帯を登る頃はもう暑い暑いで登る。水2リットルを持参していたが、飲みほしてしまうだろう。
標高1524bの荒島岳は決して高い山では無いが、福井県大野市周辺の平野部からいきなり立ちあがった山の登りはきつい。ブナの林を抜け、シャクナゲ平という尾根すじに出て頂上を目指すが、急坂を上り頂上かと思うこと二度、三度と繰り返し頂上に至った。なかなかに厳しい登りであった。 今日は天気がよく眺望が得られたが、曇天でこの山に登った時はえるものなく、無味乾燥な山と写るかも知れないが、我々は天気に恵まれて良かった、よかった。 今回は22名を3パーティに分けて7名から8名の編制とした。22名が一隊となってぞろぞろ歩くより、小回りがきいて登りやすかった。また、リーダーそれぞれの性格も出て、評判を取ったリーダー、おとしたリーダーなと様々であった。 ということで、3日間の日程は無事終了出来た。参加各位に感謝、それぞれのリーダーに感謝!! |
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(記:加藤正) | ||
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