初企画 沢登り |
予約 真名井沢(まないざわ) 溯行 |
リーダー 加藤正 |
2009年8月15日(日)晴れ |
参加者 加藤正 1名 |
川井駅8時24分発バス−北川橋−8時56分/真名井沢橋−9時25分/とりがや橋から入渓−魚留滝−13時/赤杭尾根−古里駅/16時42分 アルコとしては初企画、夏の沢登りである。参加希望はあったもののいろいろな事情から結局、単独行となった。沢登りは岩登りでもあり、縦走と比べてみればリスクが高い。それ相応の準備が必要であり、アルコ会員にとってハードルは高い。基本のロープワークが出来るかどうかがひとつあり、また、装備ひとつとってみても、今回、フェルト底の沢靴(8,800円)、メット(6,000円)を購入し、沢登りに備えたが、これがきわめて有効であり、安全安心面から必要装備に投資は欠かせない。 もう半世紀前に溯行した真名井沢であり、全く当時の記憶はなく、すべて初体験に近い沢登りとなった。 林道を詰めてとりがや橋にて登山靴から沢靴にはきかえ。スパァツも付けたりメットをかぶったりして準備し沢に入る。最近なんとなくバランスが悪く沢に入ってもダブルストックで溯行する。 最初はワサビ田があったり、平らな沢を溯行し、すこしも面白みは感じなかったが、魚留め滝5bを迎えてからは渓相は変わる。 魚留の滝は悪そうであり、直登は回避し、右から高巻く。この上から真名井沢の面白みである、ゴルジュを伴ったり、小さい釜をもった小さい滝の連続であり、シャワーを浴びながら直登したり、滝芯の脇の岩をクライムしたり、個性豊かな小滝はいろいろな登り方を要求され、つぎから次へと小さい滝が現れ、クライムに夢中になる。 ある滝では高巻くものの、急な土手壁であり、ついにロープを出して安全なところに下降したりし、もう1カ所と二度ほどロープを使う。 4段10bの滝はハンドホールド、フットホールドが豊富であり、楽しかった。もういいよと言うくらい小さい滝のクライムを楽しんでようやく沢は伏流となり、終わりを迎える。 ここで大休止し、メットをはずし、フエルト靴から登山靴に履き替える。いよいよ沢床から赤杭尾根にはい上がるが、これが大変である。踏み跡をたどりつつ行くも、これが消えたり、また出たりで、なんとかかんとか1時間タップリかけてようやく赤杭尾根に飛び出す。疲労困憊。先週の今頃は仙丈ヶ岳にいた。翌日は甲斐駒ヶ岳に登ったが、まだ、その時の疲労も残っていたのかかなりの疲労感であり、赤杭尾根をゆっくりとくだり古里駅に出た。 |
魚留め滝 |
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(記:加藤正) |
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