コース
武蔵嵐山駅10:00→30分→槻川橋分岐→30分→11:00大平山(179㍍)→谷川橋方向20分→嵐山渓谷12:00→30分→槻川橋→菅谷館跡→30分→14:00武蔵嵐山駅
武蔵嵐山駅より歩き出すが道が分かりにくい。街中で迷う。なんとか道案内の標識に導かれてコースに入る。
曇り空で蒸す。嵐山渓谷を足元に抱える大平山に登る。179㍍の平たい山であるが、汗をかく我々に蚊が寄ってくる。いまどきのデング熱を警戒し、虫よけの噴霧を受ける。それでも蚊が寄ってくる。蚊とともに歩き、嵐山渓谷(槻川/つきがわ)に下る。
小長瀞といわれるだけに蒼く、広い渓谷が展開する。その渓谷沿いの林道は整備されていて歩きやすい。タマゴダケがあちこちに見える。ここらあたりはもみじの類(たぐい)の木々がおおく、紅葉シ-ズンなら絶景であろう。また来ようと誰しも思う。
この渓谷は地理的にも珍しく、渓谷がするどく逆Uタ-ンしている。その突端まで行く。右から流れる渓谷が左に急展開する。
与謝野晶子の歌碑が建つ。「比企の渓 槻の川 赤柄の傘を さす松の 立ち並びたる 山の しののめ」
京都嵐山に似ているということで、嵐山渓谷と名付けた本多静六林学博士の碑の建つ展望台にて集合写真を撮る。
時折微風が吹くが蒸し暑い中を菅谷館跡に向かう。鎌倉幕府にその人ありと言われた鎌倉武士の鑑、畠山重忠の館跡といわれるところは想像以上に広大であり、空堀や土塁が残っている。
歴史に興味がある我々は埼玉県立嵐山史跡の博物館に入り歴史の勉強もする。あれやこれや小さいながらなかなか充実した中身を持つ嵐山渓谷であった。
|