松生山(まつばえやま) 934m     2006年3月5日   晴れ


参加者 L 加藤、森、中村、目黒、寺尾、茅原、増田、石村
渡辺(輝)、小川、宮 、内田、二葉、仁科、福井
 15名

〈行程〉   
五日市駅・バス 9:00分発(数馬行き) → 9:30着 笹平バス停 9:45出発 → 南尾根経由 →180分 → 12:45着 松生山頂(昼食) 13:28出発 → 入沢山(930m) 13:40 → 13:55着 浅間嶺(休憩) 14:03発 → 15:00着 上川乗バス停15:32発 → 16:05着 武蔵五日市駅

 
※歩行時間5間15分・食事休憩込み


  

今日は日曜日で快晴、3月となり、日毎に暖かさを増しつつある今日この頃であり、 ハイカーの出足はいいのではないかと思うが、 今回の参加者は、アルコのハイクに初参加の方を含め 15名となり、アルコのハイキングもいよいよ シーズン入りということだ。

今日は一般コースというより、ガイドブックに掲載 されていないコースを歩くことになる。 謂わば、バリエーションコースということになるだろう。 このコースの醍醐味は自らの感で、コースを見つけて歩くということだ。

笹平でバスを下車。 15名ともなるとバスから降りるにも多少時間がかかる。

さて、登山開始といっても、案内板があるわけでなく、まず、全員がストレッチ体操 をしているわずかな時間に登り口をリーダー一人で探しにいくことから始める。

今回、松生山 東南尾根 を登山コースに選んだきっかけは、雑誌「新ハイキング」 に笹平から登っている記録記事を見て、それでは我々も登ろうということで、出かけてきたものだ。昨夜、ネット上で1/25.000地図を見てきており、 尾根の末端からたどればなんとかなるのではないかということで、 最末端で踏み跡を探すと、やはりかすかながら踏み跡が確認出来た。

早速、9時45分、全員15名で、この踏み跡を辿るが、いきなりの急登である。 一般コースと異なり、歩きやすいようには踏み跡は出来ていない。 しかし、急登ではあるが、踏み跡はかすかながら上へとのびており、 リーダーの気持ちとしては迷いがないだけに楽だ。 とにかくゆっくりと踏み跡を辿る。休憩もこまめに入れて行く。

ひとつの瘤を登って降りると、また、ひとつ新たな瘤と出会い、 いくつも瘤を越えていく。メンバーがおしゃべりしながら歩いているので 歩き方としては、そんなに負担になっていないようであり、ペースとしていいのかなと思う。

予定時間として松生山まで90分と見ていたが、 どうしてどうして、そんな時間では頂上は見えない。 2時間経過しても松生山に辿り着かない。 このころから頂上はまだかの声、これが初級コースなのという疑問の声、しばしばである。 リーダーとしても参考にしたのが、新ハイキングの 記事だけで、感で歩行時間を90分と見込んだものであり、 頂上はまだかの声あるもこれを無視、 ただ、ひたすら冬と春のはざ間の奥多摩の尾根を楽しんで歩くことに専念する。

2時間すぎたころから、沢筋に残雪を見る。暖かい熊笹の中の明瞭な踏み跡を辿る。 展望もよくなり、御前山、大岳山、そして、その向こうに雲取山に連なる石尾根の 鷹ノ巣山が白く雪をかぶって見える。 静かで、心やすらぐ尾根すじを気持ちいい風に吹かれて歩く、 ハイカー至福のひとときを味わっている間に3時間経過。

ようやく浅間尾根の縦走路からはずれている 静かな松生山934m頂上に12時45分辿り着いた。 頂上に至れば全員満足な表情に変わる。 15名がくつろぐには十分な山頂であり、 陽だまりにて御前山を眺めながら昼食。

かなり歩き甲斐のあるコースであり、これからも使えそうなコースでもある。 これまで、破線コースを好んで歩いてきた。蕎麦粒麦山鳥屋戸尾根、高岩山サルギ尾根、本仁田山花折戸尾根、坪山、 御前山クロノ尾山中尾根(下山路)などである。 いずれも静かでいいコースであり、これからも歩いていきたいものである。

下山路はおなじみの浅間嶺に出て、そこから上川乗バス停に下山し、混雑したバスにて 五日市駅に出る。

初級コースであったか、なかったかは参加したメンバーの各位の判断にお任せします。 (加藤)

  

 

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