乗鞍岳  
快晴  
2006年8月19日(土)〜20日(日) 

参加者/L加藤、袖山、森、和田(ト)、和田(チ)、目 黒、板谷、渡辺(テ) 
小川、飯草、仁科(ジュ)、仁科(ア)、寺尾、山田、富田 
15名   
〈行程〉
[19日(土)] 
昭島駅23時30発

[20日(日)]
三本滝 3時着、交通規制のため6時まで足止め。
畳平 6時35分 → 富士見岳 7時10分 → 肩の小屋 7時50分 → 剣が峰 9時10分 → 畳平 11時 → 霞沢岳の見えるトンネル出口 13時10分 → 乗鞍高原湯けむり館 15時30分 → 20時30分昭島駅

  
 乗鞍岳はいつでも行けると思っていたが、なかなか実現しなかった。
 
 バス利用夜行日帰りで行くことになったのはアルコのバスハイクがようやく定着し、
たことによる。バス利用で行動範囲が一回りも二回りも広くなったことは喜ばしい。いろいろなプランが考えられ、これからも、それまではなんとなく近づきにくかった山にも行けることになるだろう。

 乗鞍岳は3、000bの山であるのに、標高2、600bの畳平には大型観光バスが発着する広大な駐車場があり、観光基地としての性格を如実に現していた。
 
 朝、7時登山開始、富士見岳2,817bに登る。バス通行規制解除後バスの車窓から見えたあの尖った山はなにか、気になっていて確認したくて気持ちははやるが大人数であり、ゆっくりいかざるを得ない。山岳写真家なら朝3時起床し、4時ころからシャツターチャンスを狙うという。こちらは登り、展望を楽しむだけであるが、好天とはいえ山の天気は崩れやすい。急がないと雲間に山が隠れてしまうかもしれない。 小一時間で富士見岳山頂。間に合った。先ほどの尖った山は奥穂高に連なる前穂高であった。そして槍ヶ岳、さらに槍状の笠が岳などを確認することが出来て納得する。北アルプスの山々を目 の前にしているが私の弱い眼ではそれ以上の確認は無理であり、やや寂しい。
 ここからはこれから向かう剣が峰と蚕玉岳と朝日岳の優美な姿を写真に納め、肩の小屋に向かう。
 車道を歩くことで、山登りをしている感じはない。
 小屋あたりから人、人の群れで登山道は一杯となる。何とかツァー登山と出くわしてしまった。下から追い上げられ、上からも人、人であり、ここが観光地化した山であることを肌で知る。
 夜行バスで来て、寝不足ではなかなかに足が前に出ない。ゆっくりと登らざるを得ない。標高差400bとは言え、かなり急であり、やはり標高3,000bの山の風格充分であり、登り甲斐がある。
 いい天気とはいえ、ガスッてくる気配。剣が峰からの展望を期待しているがどうなるか。ぐんぐん湧いてくるガス。剣が峰が現れたり、隠れたりしている。案の定、剣が峰から期待していた木曽の御嶽山は見えなかった。
 頂上は溶岩岩石の滞積し神社がまつられていた。ここも人、また、人であり、早々に退散し往路を戻る。乗鞍岳は活火山ランクCとのこと。真下に見える権現池は蒼い。火口湖であろう。とりまく剣が峰などは池を囲む内輪山に相当するのだろう。乗鞍岳はいくつもの火口湖を抱えた。広大な山域で23の峰が数えられるという。
 畳平に向かう途中の不消が池に雪渓がかかり印象的であった。
 
 往復4時間でバスに乗る。
 ラーメンで昼食をと思うが、乗鞍岳内ではパトロールが厳しく、コンロを炊けない。やむなくしばらく走り、上高地乗鞍林道のトンネル出口で霞沢岳が見える平地で昼食。
 
 また戻り、itayaさん推薦の乗鞍温泉湯けむり館で乳白色の源泉掛け流し湯に入る。
 帰りは渋滞に巻き込まれたが、カラオケ大会となってしまい、歌っている内に昭島駅に着いてしまった。                                        
記:加藤    

前へ  計画へ  写真へ  次へ