残雪の唐松岳を登ってみよう!! |
【予約】 北アルプス 唐松岳(2696m) |
リーダー GABIBO |
2019年5月3日(金)〜4日(土) |
GABIBO、BEA |
合計2名
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第1日目5月3日 八王子IC→豊科IC→白馬八方尾根ゴンドラリフト八方駅(標高770m)→八方尾根ゴンドラリフト(8分)→兎平(標高1400m)→アルペンクワッドリフト(7分)→黒菱平(標高1680m)→グラ−トグワッドリフト(5分)→八方池山荘(標高1830m)9時→八方尾根→唐松岳頂上山荘(標高2600m)13時30分 第2日目5月4日 唐松岳頂上山荘6時40分→唐松岳(2696m)→唐松岳頂上山荘→八方尾根→八方池山荘11時以下往路を復路とする。 「好天をもって登る」が大前提としてあった。当初、予定した4月29日から30日は「天気悪るし」で、好天待ちし、令和元年5月3日から4日にかけての好天で登山することが出来た。 3日、好天ではあるが、八方尾根から唐松岳にかけて20m乃至10m位の強風と言うことで、登山客はリフトで足止めされた。6時半から1時間半ほど待機してようやくリフトに乗れた。 八方池山荘にて登山準備し、まだ強風の残る八方尾根を歩き出した。歩き始めから全面的に雪景色である。しかし、時は春山であり、軟雪であり、アイゼン付けなくてもキックステップだけで一歩一歩を稼げた。 登るほどに雄大な北アルプスの山々が白銀に輝く至福のときである。向かって左から白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)、天狗岳、不帰1峰から3峰、そして唐松岳、向かって左側は五龍岳、さらに奥は鹿島槍ヶ岳と輝いていた。 時折、突風が吹き抜ける。アイゼン付けていないから一歩一歩慎重に歩く。パ−トナ−はスキ−指導員資格をもつBEAさんであり、頼もしい仲間だ。彼ならこの時期の八方尾根コ−スを滑り降りることも可能であろう。そういえば板を担いで登るペアを見かけた。日帰りでの登山だろうか。 丸山の上りは多少厳しかったが、それを抜けると唐松岳頂上山荘は近かった。 春山であり、雪山であり、すくなくともアイゼン、ピッケル、ダブルストックは必要な山であり、山荘はガラガラと思っていたが、とんでもない。収容人員350名の山荘は本日満杯とのことで、ゆっくりと眠れると思っていたが、逆に、きつめの床割りとなった。おまけにゴールデンウイ−ク中だけ開けた小屋であり、布団は湿っていて気分悪いが、そこは山男山女であり、朝方は暖かい布団に変わっていた。 夜中、BEAさんは起きて満天の星空撮影に出掛けたとのことであるが、それも知らずしっかりと寝た。 4日 4時半起床、写真撮影で時を過ごし、6時朝食を摂り6時40分、唐松岳頂上を目指した。 もう遠い昔となった昭和38年正月、(38豪雪、某大学が正月に薬師岳で多数遭難した年)、小さな唐松小屋を出たTM山の会5人は新雪深い唐松岳を越えて、不帰三峰西壁初登攀を行ったが、今、思えばその事が信じられないほど老いた自分が半世紀ぶりに唐松岳を登っている。 アイゼンが靴に合わないので、未装着で歩き出す。朝方の雪面は凍結しているだろうと怖々歩くが、そこはやはり春の山であり、アイゼンなくしても頂上に難なく登れた。 本日は昨日と変わり、無風快晴である。時折振り返るが雄大なる景色に変わりはない。ゆっくりと楽しみながら下る。もっとも疲労もあってへろへろと下る。 11時半には兎平のスキ−レストランで味噌ラ−メンを食していた。帰りは12時近くに白馬を出て、14時20分ころ中央道で親指の爪ほどの激しい雹(ヒヨウ)に遭遇、10から20分くらいフロントガラスがわれるのではないかという勢いにビックリした。そのあとは多少の渋滞あったが、16時半昭島駅に帰り着いた。 昨年5月の木曽駒ヶ岳より、北アルプス唐松岳は雄大で楽しめた。 |
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強風で振られながらの唐松岳ルート |
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唐松岳夜景 |
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剱岳を背景に唐松岳記念写真 |
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