奥多摩の静かな尾根を歩こう /バリエーションルート(道標無し 熟達者向け)
  狩倉山(不老山)1452m
指名リーダー 山タカシ アシストBea  
 2022年4月23日(土) 晴れり

L:山タカシ、SL: BEA、フラット、サンコウ、フルフル、チヤウ、ロコ、ジル、ふくちゃん、れん、毎ちゃん、MIYA、カヨ
男4名 女9名 合計13名

往路 昭島駅5:15→奥多摩駅6:25 奥多摩駅6:28→大沢6:38
復路 奥多摩駅16:29→昭島駅17:35
 
大沢BS6:50→7:15伽藍神社7:20→8:30小菅山8:40→ 10:15/1286m地点10:25→10:55/1400m地点→11:05狩倉山14:00→14:30三の木戸分岐点15:00→16:20奥多摩駅
 
 昨日より予報も変わり、本日は早朝より晴天に恵まれる。0628発東日原行きバスに乗車の為、各々の交通手段で参加した13名がバリエーションルートで狩倉山へ向かう。大沢BS近くの広場にて準備体操を行い、民家の生活道を30分程歩く。やがて伽藍神社に着く。ここからが本格的な登山である。
急ながら踏み跡もしっかりした道をたどり、和気藹々とお喋りが交わされる。数十分も進むと植林地帯と広葉樹の境目である山の神尾根に取りつく。ここからは踏み跡はなく、鹿の通り道である尾根沿いに歩くコースとなる。勾配は急だが暫く登ると小菅山に到着した。山頂からは、隣の樽沢尾根やその向こうに奥多摩の山々が見え心を和ましてくれる。
 更に八六のタワを進むと第一関門である1050m付近の岩が手前に迫ってくる、これを左に巻きながら一気に登るとトラバース地点に着いた。このあたりから所々で桜が楽しめる。平な岩道を進むと第二の難関地点である岩稜地帯が現れてきた。一部の健脚者はここを難なく直登したが、メイン部隊は安全の為、左に大きく巻いて第二のトラバース基点につく。右手には天祖山、背後には三つドッケ、左手は川乗山・本仁山が良く見える。
 この先は今日の核心部である第三の岩稜地帯がある、ここは左右の巻きルートは危険で、直登が最も安全なルートとなる。最後の10mはストックをしまい、慎重に手足を使い、全員無事に登り切った。ここを過ぎれば危ない箇所は無く全員が安堵する。カタクリの花や新緑を楽しみながら、ゆっくりと最後の頂上を目指す。
 ところが、頂上手前の高度1400m地点でアクシデントが発生する。参加者の一人に足の変調が起きる。休憩をはさみ手当を施すが、痙攣による痛みは回復せず、やがて自力歩行が難しい状況となり、救急部隊を呼ぶことなる。各参加者全員がそれぞれの役割で救急活動のサポートを行い救助完了を見届けた上*1で、再び残12名は石尾根で合流し奥多摩駅に到着した。 (*1:体調不調に見舞われた参加者はその後病院での診断を受け無事回復、帰宅された。)
 一般山行の指名リーダーを初めて務めたが、アクシデントもあり反省すべき点も多い山行となった。しかしながら皆で知恵をつかい協力しながら、山行を終えた経験は貴重であり、今後の安全・安心登山を全員で考える良い機会でもあった。改めましてご参加いただいた皆様に深謝申し上げます。
 尚、時刻等は一部不正確な所もあり、後日関係者に確認すること致します。

 
 

高低差1000mを越える山道でした



救助確認後に狩倉山から下山開始・救助隊員同伴



奥多摩警察署に下山報告して奥多摩駅で流れ解散


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