前日の雨で参加者がいないのでは・・と心配していたが5名の山行になった。
参加者は、前夜遅くまでアルコールに浸っていた人、久しぶりの山行参加者、仕事を忙しそうに振る舞い参加できない人等、色々おり、スローペースで歩くことにする。陽射しはないが適度な湿度が気持ち良い。
このコースは先にミナミランボー氏が読売新聞で紹介しており、それ以来登山者が多いと聞く。
鶴峠までタクシーを利用、峠には葛飾ハイキング会31名のバスが駐車していた。下山地に温泉があるので余計人気があるようです。
比較的なだらかの山道を登りそれぞれ花の名前を確認しながら歩く。松姫峠からの合流地点に近づくほど急登になり、ロープぐらいあっても良いのではと思わせる急坂、前夜の雨で余計にスリップする。
アキレス腱が痛くなりだしたころ合流地点に着く。ここからはなだらかな山道、新緑が実にきれいで雲が幻想的な風景を醸し出す。雨上がりでなければ見られない風景でしょう。奈良倉山は何の変哲もない山頂、展望も曇り空で聞かない。それでも雲の中の新緑が美しさを主張し感動ものでした。31名のグループに追いつかないようにスローペースで歩くが追いつくと休憩を取るか写真を撮り間隔を空けて歩く。

松姫峠にはバイオトイレがあるが機能していなかった。真新しい大菩薩登山口の案内板の尾根道を登る腐葉土のジュウタンである。心地よく歩ける、山道も拡張されており、ランボー氏のおかげと思われる。鶴寝山はすぐに着いた。新しい深城ダムを横に見ながら大マテイ山、ここは見通しがない。我々が到着と同時に団体さんが出発席があく。食事にするが、虫が多数飛びかう。それでもしっかり食事を取り、下山開始。
大菩薩と小菅の分岐は程なくつく。ここで小菅コースに進路を取り、温泉に向う。モロクボ平まではなだらかな道だが、ここからが急坂、用心しないと膝がやられるので30分に一回は休憩を入れる、それでも膝に違和感がある。
林道に出ると10分ばかりで小菅の湯に到着。湯船に入ると隣に雨倉さんがいた。お互いにビックリ。「アッ〜オッ〜」あとは笑い。足腰にジェットバスあてて、風呂上りに生ビールを飲み、バスに揺られ居眠りしながら奥多摩駅に着いた。
山は季節々に色々な顔があり、天候によってもまた思いがけない表情が見られる。
雨の日の山行は好きではないが、雨上がりはまた風情があり、幽玄な風景が見ることができました。 (和田)
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