雨上がり緑濃く、こころ癒しのバスハイク
北八が岳 バスハイク
2006年5月28日  雨のち晴れ

           
 参加者  L加藤、袖山、森、清水、板谷、飯草、寺尾、圓井、矢島(よ)、

高橋(恭)、石村、増田、渡辺(輝)、二葉、堀江親娘、

16名 


(行程)

八千穂自然園  →  剣が峰  →  白駒池  →  麦草峠

                                           
  

6時昭島駅定刻出発、本降りの雨、これでは先が思いやられる。
雨天決行と宣言したものの前途多難か。現地の天気は「雨のち曇り」の予報を頼りにしての出発であるが果たしてどうなるのか。

それでも車内は話し声が元気。この元気を持ち続けることができるか。リーダーの気持ちとしては千々に乱れる。その上、高速に乗ってから、ほどなく事故渋滞の知らせあり。雨足は強く、事故渋滞で、さらに気持ちが暗い。近場の山の姿も見えない。

「あーあ、やっぱり駄目か」の声あり。
「参ったなー」三次案としてどこか半日過ごせるところはないかと思案する。
左後ろの「I」さん曰く 「笹子トンネルぬけたら解らないよ」 と言う声に助けられる。
やがてトンネルを後にして、甲府盆地に入ると、こころなし雨がすくなくなったようであり、山の姿も見えだした。これはいい兆候。やや気持ちが明るくなる。

高速を降りて、佐久甲州街道を走るにつれて、天気はよくなり、待望のお日様も出てきて、一気に気分があかるくなる。「よしいける」と思うが、今回は慎重に、二次案の 『八千穂自然園から信濃歩道』 を歩き、剣が峰経由、白駒池、麦草峠に行くことにした。

我々ハイキングを常にしているものにとっては、自然園はやや退屈。花の季節は6月とのことであり、東洋一の白樺林をたどり、やや一時間で抜ける。

午前11時、天気は青空が見えだして、完全に回復した。

スキー場の一部を登って信濃歩道の原生林を歩く。雨上がりであり、ひんやりとして気持ちいい。しっかり霊気を浴びて歩く。しかし、傾斜はきつく、一本調子の登りであり、16名のパーティが4つ位に分かれて登る。

見晴らしもよくなり、最初の登山予定であった縞枯れ山、茶臼岳が目の前に現れ、さらに右手にほんの少しだけ残雪がある横岳、三ツ岳が並んで見えた。目 の下に広がる原生林は緑濃く、心癒される。

剣が峰手前のやせ尾根の展望と、適度の日だまりのある場所にて、12時半昼食。

朝の雨が嘘のような陽光の下での大休止は、疲れが取れる。剣が峰はやせ尾根の頂点であり、風が強かった。

やはりバスツアーで遠出した甲斐がある。いつもの奥多摩の雰囲気とは違い原生林を歩くのは実に気持ちがいい。

剣が峰からはやや下り、国道299号線に出る。せっかくの原生林歩きが中断され、やや味気ない。小一時間で白駒池に出た。この池ははし゜めてではない人が大半で、青苔荘でアイスクリームを楽しみ、池を楽しむ人が少ない位で、あまり人気がなかった。

また、再び木道をたどり、40分で麦草峠であり、2時半に待機してくれていたバスに乗車。

花の季節ではないので、花、花というわけにはいかなかったが、花の季節であれば、このコース、ビギナー向きのコースとして、今後もなんどか訪れたいものだと思う。

渋川温泉の掛け流し湯につかり、すつかりリラツクスした車内は、自然に車内バーが出来てしまい、賑やかに楽しく帰った。我々仲間だけのバスであり、他の人に気兼ねがないだけに、バスハイクの楽しさを満喫。

今回は プロドライバー のお陰で、トイレタイム、適切な道路選定などで、安心してバスハイクができたことに感謝。   (加藤)



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