6月10日(土) 雨が続き気象庁も梅雨入り宣言をする。
然しこの日は朝から何故か晴天。
行かざあなるめえ。拝島駅で、珍しく川越行きの電車が 1番線から発車との事。是に乗る。出発信号青、空も青空、女性は居ない。4人は青春真っ直中。寄居のホームで蕎麦を喰う。
皆野では予定通り、西武観光バスが待つ。他の小父さん2人組と共に万年橋で下車する。
歩き始め 10時。民家は見えないが舗装道路を川に沿って北上する。植物、魚を鑑賞、右に猿田彦神社の階段を見上げ、 険しさに立ち寄りを断念する。だらだら坂を行く事一時間余で分岐点の部落がある。大きな鳥居を潜る。半納登山口だ。此処から急坂、農家の隙間から山道に入る。見晴らしはきかないが歩きよい路だ。
昔、平将門が藤原秀郷に追われ逃げ込んだのがこの辺り、捕らえられた将八人が全て将門を名乗った。顔を知らない秀郷軍は、将門に使えた小女桔梗を拷問に掛け彼を判定させた。桔梗も首を刎ねられ その恨み祟りで以後 この山に桔梗はあるが花は咲かないそうだ。
途中二カ所の水槽があり、親切にも標高が記されている。キャンプ場で汗まみれの顔を洗う。左に鳥居があり神社の入口。数千本の高さ一尺位の小さな幡に縁取られた緩い階段を登る。城峰神社に到着。本殿で日本武尊と藤原秀郷に挨拶する。腹が減っているので寄り道はしない。裏山を登り詰めると電波塔の建つ城峰山頂上だ。
午後1時。 空腹に弁当を詰め込む。記念写真撮影。電波塔に登り360°の展望を楽しむ。 天下の絶景だ。二子、両神、雲取、酉谷、熊倉、伊豆が岳、武甲、蕨山、往路の吉田町、帰路の鐘掛城、前橋、高崎、児玉、秩父の町、神流湖、残念ながら日光、赤城、谷川、榛名、浅間、八ヶ岳、冨士は霞の中。案内図で特定する。全く素晴らしい展望だ、冬に又来よう。 磁石で方向を確かめ様とするが不安定に動く。電波の作用だ。
1時:30分。下山開始、直ぐに車道に出るが、本日のハイクとは無関係、東に向かう。高崎、前橋方向の展望の良い箇所で立ち止まり、鐘掛城跡へは脇道を急ぐ。林道を横切り踏み跡を探す再び舗装道路を避け、草深い踏み跡を辿る。西門平と思われる道路に出る。
バス停を探しているとバスが来る。手を挙げて停止の合図をするが止まらない。運転手が前方を指さす。停留場まで走り乗車する。町営バスでは 一週間位前から途中乗車が禁止になったとの事。
皆野からお花畑、西武秩父でビールを仕入れ電車に乗り乾杯。
東飯能で乗り換える時 乗車券が無い。駅員に話し勘弁して戴いた。袖山、高橋、寺尾、森が相手では仕方ないだろう。
適度の疲労で今夜は良く寝られる。
明日は又雨か。 (森)
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