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参加者/L加藤、森、和田、板谷、堀江、鈴木、仁科、寺尾 小川、古川、遠藤親娘、加藤(登)、大賀 男6名、女8名 14名 |
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朝6時すぎの天気予報では、これから雨となるらしい。今は小康状態であり、いずれ雨となる見込みであり、とにかく出かけるにしても、天気に期待することはできない。 9時チョツト過ぎ、大月駅からむすび山に向けて14名が歩き出す。とたんにぽつりぽつりと雨。傘を出す。 むすび山山頂に至ると本降りとなる。ここで雨具を付けるが、屋根のないところで、雨の中、作業するのは、なんとも惨め。せめて東屋があればと思うが、それらしきものなし。 ぞろぞろと歩き出す。 草が深い。トップは露払いをするから濡れが激しい。ゆるやかな尾根を行く。展望もいいが、立ち止まって展望を楽しむ余裕もない。14名ともなると、長い行列で歩くことになり、やがて、遅れ勝ちの人も出て、間があき、さらに行列は延びる。まとまりに欠けてしまう。 「ここは滑るから注意して」と言っても、通じなくなり、尻餅をむつく人も出てきて、しだいに混乱の様子を呈してくる。なんとかゆるやかな尾根を天神様の祀ってある天神峠を通過する。 すべりやすくなり、道の脇の木に頼ったり、草を掴んだりで、滑り止めをはかるが、傘を差しての歩行はだんだんと困難となってくる。 11時半となった。 ここで休憩する。目の前は急登である。休憩して力をためてから登ることにする。雨の中でにぎりめしを食べる。もとより味あうまでいかない。 なんとか済ませて、急登にかかる。なんとすべること滑ること、傘をさしていてストックを使わないので余計かもしれない。ストックを出して、男の力なら越えられないこともない。100bなのか、200bなのか、解らない泥の急坂。減りやすい坂を非力な女性では無理と判断し、撤退と決める。 「撤退、撤退」と連呼して、引き返す。 もっと早く決断すへきであったが、とにかく高川山の山頂までは行きたいと、ここまで連れてきてしまった。あと僅かだとは思うが、念を残して敗退することにした。 天神峠に戻り、富士急田野倉駅に向けて草深い道を下山する。飛び出したところが墓地であり、その脇に大きな東屋があり、初めて休憩らしい休憩とする。 このころから雨は上がりは締めて、空はあかるくなり、どんどん回復に向かう。気持ちも明るくなりながら、さりとて残念な気持ちで駅へと向かった。 後記 このコース、今回は敗退してしまったが、冬枯れの一日、のんびりと登るにはいいコースだと思う。富士山の展望が良さそうであり、尾根はゆるやかに延び、楽しく歩けそうなコースであり、また、機会を改めて行ってみたい。 また、泥坂登りには軽アイゼンならぬ泥アイゼンも必要かも。 |
(記:加藤) |
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