秩父御岳山 (ちちぶおんたけさん) 1,080メートル |
参加者/L加藤、SL 平田高橋(恭)、増田、渡辺(輝) 小川(す)、内田、鈴木、寺尾、山田、引馬、神田 (男)5名、(女)7名12名 |
|
西武秩父駅 9時10分 → 三峯口駅 9時30分 → 登山口 9時50分 → 頂上 13時10分 → 落合 15時 猛暑の最中、秩父の御嶽山に行ってきた。 登山口が墓場というのが、多いが、ここも常明寺という墓地のところから登山道が始まった。陽射しは強い。暑い。歩くほどに汗がしたたり落ちる。この先、この暑さでは、どんな地獄が待っているか心配したが、登るほどに、尾根の鞍部に出ると弱い風ながら涼風が吹き救われる。最初は急登であり、ゆっくり行く以外にない。あわてず、焦らず、ゆっくりと登る。雑木林が杉、檜の樹林帯となり、涼風が弱いながら歩行を手助けしてくれる。 休みをどんどん入れて水分補給する。気づかない内に水分不足から体内温度が上がり熱中症となるのを防ぐために少休止をどんどん入れる。 静かな山であり、縦横に獣路(けものみち)が走る。ぬた場もあちこちあり、けものが沢山跋扈しているのは間違いない。鉄砲を担いだ猟師とすれ違う。いのししの駆除をしているという。ここは秩父の山であり、奥多摩の山とは違う。あまり人はこない山であり、奥深い。 ここで一句「けもの路、走り乱れて おんたけさん」。 やがて、猪狩山との分岐タツミチに到達。もう12時過ぎであり、昼食とする。涼風が多少吹き助かる。 タツミチから登りは急登となる、乾いた山道はズルズルと滑り、登りにくい。慎重に登るが、上から小中学生の団体が下ってきて、すれ違いが狭い路のことであり、我々が待機して小中学生の団体に譲るが、ストックもなく急斜面を下るので彼らは、今にも転倒しそうに下山していく。時間はかなり掛かっていた。 斜面を急登し、痩せ尾根をさらに急登すると狭い頂上1,061bに出た。ここの山は普寛という行者が開いたということで、頂上には普寛神社の奥社である小さい社が祀られていた。その前で集合写真一枚撮る。頂上でさらに水分補給し下山に掛かる。頂上の展望は残念ながら、高曇りで展望が効かない。すぐ下りとする。 登りも急なら下りも急だ。虎ローブと鎖を頼りに下る。乾いた斜面であり、ズルズルと滑りやすい、慎重に下る。12名ともなると先頭と最後尾とはかなり離れていて、なかなか全体が掌握できないが、一人一人慎重に下ることを祈る。 急な下りを終えて、広い斜面を下る。王滝沢の上部は広い斜面をジクザグに下り、「落合へ」と書かれた道標に従って下る。林道に出る。ここの山も大きく林道によってえぐられており、車の走るのを見かけないが、ここに林道をつくる必然性がどこにあるのか、教えて欲しいものだ。林道出合から王滝沢に沿って下る。急であり、ずるずる滑り、慎重に下る。リーダーはダブルストックを使っているので。こうした斜面には極めて有効であるが、外の人達はシングルストックが多く、大変と思う。何事もなく下ることを祈るが、最初から最後まで気が抜けない沢沿いの路であり、小一時間も下ったろうか、落合集落に下り降りたときは「ホッ」とした。 木曽の御嶽山の王滝口を開いたという修験行者/普寛導師が開いたという山だけに初級ということで12名の参加を得たが、終わってみれば中級とも言っていい山であった。 落合集落からしばらくのところにある大滝温泉「ゆうゆう館」に入り、4時43分のバスに乗り、三峯口駅に出た。 |
(記:加藤) |
前へ 計画へ 写真へ 次へ |
![]() |