谷川岳 天神尾根 1,977b |
2007年9月8日 (曇り) |
1班 CL 加藤(正)、SL 森、石村、仁科(明)、加藤(登)、 大賀、板谷、仁科(寿)、小川、小泉、男6名、女4名 2班 L 和田(ト)、SL平田、和田(チ)、増田、高橋(キ)、 遠藤、飯草、寺尾、矢部、武田 男6名、女4名 合計 男12名 女8名 計20名 |
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様々な災害をもたらした台風9号の去った8日、快晴の朝を迎えた。 今日はいい天気に恵まれて絶好の山登りが出来るとは、内心では楽観視していなかった。なぜなら過去の谷川岳、特に肩の広場での記憶では晴天に恵まれた事がほとんど無く、濃霧の記憶が強く、今回もあまり期待はしていなかった。 バスは順調に走り、9時にロープウエィ駅に着いた。6時半に昭島駅を出発して、9時に土合口に到着、順調過ぎるくらいである。それでも天神峠にロープウェイ、リフトを乗り継いで着くと10時近かった。 仰ぐ天神尾根から谷川岳方向は早くも雲の中である。はっきりと見えるのは白毛門1720bである。それ以外は雲の中である。朝方の快晴が嘘のようである。 天神峠の展望もほとんどなく、早々に天神尾根を谷川岳に向かう。熊穴沢避難小屋までは簡単に到達する。小休止する。 ここから急登となる。岩場帯であり、天狗の溜まり場までは足場の確かな岩場であり、高度を稼ぐ。ここで1班のリーダーは快適な岩場登りに、つい早く早くと急ぎ、ゆっくりペースが速くなり、約1名を脱落させてしまった。ごめん、ごめんで仲間を置き去りにする。 肩の広場12時に到着。霧は濃い。食事とする。 12時半、トマの耳に向かい、オキの耳を目指す。谷川岳は二つの顔を持つ、表はマチガ沢、一の倉沢、幽の沢などの岩壁はクライミングの対象であり、幾多のクライマーの憧れと、同時に数多くの犠牲を余儀なくした。裏の顔はなんとやわらかなクマザサの斜面で穏やかであり、表と裏があまりにも違い過ぎる。肩の広場から簡単にいけるトマの耳とオキの耳は、あまりにも簡単に到達できるため、これが谷川岳と思うと、それは谷川岳の裏の姿に接しただけであり、表の厳しさとは全く違う。それでも谷川岳の一面に接したことに変わりはない。谷川岳の優しさに接しただけでもいい思い出となるだろう。 1時オキの耳を出て、往路を復路として下山する。 今回は20名を2班に分けて、登山下山した。20名の参加で、だらだら登山下山するより、10名、10名で区切って2班編制で、適宜、時間差で登り降りするのが良かった。動き易いしリーダーとしては気配り目配り出来たことが良かった。 下山は岩場帯を順調にこなし、途中、置き去りにした仲間とも合流し、なにごともなく天神平に戻り、クールダウンのストレッチをして土合口に戻り、バスに乗り。途中、温泉で汗を流し、バスアルコ宴会を開き、昭島駅に無事もどることが出来た。 |
(記:加藤) |
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