北八が岳 天狗岳 ニユウ |
2007年10月6日(土)〜7日(日) |
参加者/L加藤(ま)、SL平田、高橋(恭)、増田、鈴木 仁科、寺尾、矢部、小川(武)、男5名、女4名 9名 |
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6日(土) 晴 昭島駅 → 中央高速 → 奥蓼科渋ノ湯 → 黒百合ヒュツテ → 中山峠 → 東天狗岳 → 西天狗岳 → スリバチ池 → 黒百合ヒユッテ 奥蓼科渋ノ湯から唐沢鉱泉に出て、西天狗岳を目指した筈が、路を間違えていた。しばらく歩いてから気がつくが、右にいくか、左に行くかの違いであり、そのまま黒百合平を目指してすすむ。 今日は快晴を約束されている。まだ朝方であり、それほどいい天気でもないが、午後晴天を期待して歩く。もう秋山であり、肌寒い。ほとんど汗をかくこともなく、黒百合ヒユッテに着く。3連休であり、相当混雑が予想されるので、早めにチェックインを済ませ、空身で中山峠から東天狗を登る。天気は良くなってきた。展望も開けてきた。左下に見える北八が岳特有のコメツガとか、シラビソの苔むす樹林帯が緑濃く迫り、心癒される。 東天狗山頂はこれで3回目となる。一回目は冬山でBE−CHANと歩き、二回目はアルコの仲間と八が岳縦走の途中歩いた。今回の主目的は登ったことのない西天狗岳に登って行ったことのないスリバチ池への周回コ−スを歩くことである。東天狗岳より西天狗岳に登る。西天狗岳から東天狗岳を見ると、男性的ないい山だ。西が女性的であり、東が男性的であり、この二つの峰はまるで夫婦のようでもある。遠く赤岳、阿弥陀岳などの連なりも迫る。 スリバチ池に向かう。そこに至るまでが。なかなか手強い。火山特有の大小の岩がゴロゴロとしている。岩また岩を歩く。滑って転落でもしたらただではすまない。少しも気を許すことが出来ない。緊張して歩く。近いようで遠いスリバチ池からの天狗岳の展望もよかった。もう池から僅かで黒百合ヒュツテであった。 7日(日)快晴 黒百合ヒユッテ → 中山峠 → 中山 → ニユウ → シャクナゲ尾根 → 稲子湯 → 中央高速 → 昭島駅 中山峠から中山に登り、展望台に出る。北アルプス、中央アルプスの連なりが見える。分岐まで引き返しニユウに向かう。北八が岳特有の「黒い森」と形容される針葉樹林帯はいまや貴重なものとなりつつあり、この自然を歩くことが出来るのは有り難いことだ。 ニユウは「入」であり、稲をハザ木に掛けた形が似ているからとニユウ「日本山名辞典」と言われている岩峰であり、特異な姿は昨日、中山峠から東天狗に登る途中、この岩峰が見えていた。この岩峰を登ってみると今日はいい天気であり、眺望よくすがすがしい。 稲子湯に下る途中の矢羽根(案内板)では「ニユウ」が「乳」となっていた。稲子湯から登る途中で見えるニユウは「乳」に見て見えないこともないが、あとからのこじつけは無理があるようだ。稲子湯まての石楠花尾根は「黒い森」の樹林帯と複雑な地形を歩く。この尾根を最初に開いた人は誰であろうか、いつも山を歩いていると「先人」の努力には頭が下がる思いであり、今日もこの尾根を下っていて、その感を深くした。 |
(記:加藤ま) |
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